『新・信長公記』は視聴率だけでなく、TVer再生数でも伸び悩んだが、『だが、情熱はある』は同じ道を辿っているという。

「週を追うごとにTVer再生数ランキングの総合順位の動きが鈍っています。初回は最高1位で、順位を落としても14位ぐらいまでだったのが、第2話では最高で3位で、20位以下の日が4日もありました。『だが、情熱はある』は4月9日放送開始と、春ドラマの中でスタートがかなり早く、ここ1~2週間で他のドラマが続々と始まった影響もあるでしょうが、この勢いのなさはそれだけではない。『だが、情熱はある』の翌日に始まった木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)などは、そこまで順位が下がってないですからね。やはり、“若林と山里の半生を実話ベースで描く青春サバイバル”という一般受けしない題材が問題なのでは。視聴率が下がった第3話ではTVer再生数もさらに動きが鈍ってきており、『新・信長公記』の再来どころか、『新・信長公記』を下回る結末まで見えてきました」(同)

 もはや日本テレビの日曜ドラマ枠の“ジャニーズドラマ”は鬼門との見方まで出始めている。

「2015年から始まった同枠は、『今日から俺は!!』『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『あなたの番です』などのヒットを生み、前期の『ブラッシュアップライフ』も大いに話題になりましたが、一方でジャニーズ主演作は、NEWS・加藤シゲアキ主演の『ゼロ 一獲千金ゲーム』を始め、いまひとつな結果に終わるものが多い。特に昨年、『金田一少年の事件簿』『新・信長公記』と連発して外してしまったのは大きかったですね。嵐・櫻井翔と広瀬すずの『ネメシス』も、ドラマ版の視聴率はまだ悪くなかったものの、3月31日に公開された劇場版はまったく振るわず、ドラマ版からの豪華すぎる制作体制と合わせ、このままでは大赤字になるのではとの話も聞こえてきます。日曜ドラマはチャレンジングな作風のものが多いですが、そことジャニーズとの食い合わせが悪いのかもしれませんね。ジャニーズさんの場合、なんだかんだベタなラブストーリーのほうが反響を呼びますから」(同)