・チャン・ヒョク&チャン・ナラコンビが、tvNの月火ドラマ『シークレット・ファミリー』(邦題)で視聴者を楽しませる予定だ。
・2人といえばこれまでに3作のドラマで共演、息の合った演技が好評を得てきた。
・中でも大ヒットした『明朗少女成功記』は、最高視聴率41.4%を記録した作品で、両者のケミストリーはもちろん意表を突くストーリー展開が視聴者の心を奪った。
あのゴールデンカップルがtvNの月火ドラマ『シークレット・ファミリー』(邦題)で帰ってくる。
今から約21年前の話題作『明朗少女成功記』(SBS/2002)で活躍した、チャン・ヒョクとチャン・ナラだ。
『運命のように君を愛してる』(MBC/2014)や、1話完結のショートストーリー『ポラロイドに託す想い』(MBC/2014)でも息を合わせたが、共演作の中で絶大なる支持を得たのが『明朗少女成功記』だった。
なんと最終話で最高視聴率41.4%を記録し大ヒット、韓国で多くの人から愛され、2人にとっては代表作となった。
オープニング曲を歌ったのは、歌手のチョ・ジャンヒョク。CHAGE and ASKAの楽曲『LOVE SONG』をカバーしていたため、覚えている韓ドラファンも多いのではないだろうか。
※この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。
当時韓国では、チャン・ヒョク&チャン・ナラのケミストリーが熱い視線を浴び、いまだ折に触れ各メディアで取り上げられることも。
しかし実は予想不可能なストーリー展開も、見る者を惹きつけて止まなかった作品だ。
貧しいヒロインが王子様のような男性と恋に落ちるお決まりのシンデレラストーリーだと誰もが思っていたのだが、放送回を追うごとに急展開を見せ視聴者を驚かせることに。
物語は田舎娘のヤンスン(チャン・ナラ扮)が両親の作った借金を返済する為に上京し、財閥2世で親が創業した化粧品会社の企画室長ギテ(チャン・ヒョク扮)の家で家政婦として働くことからスタート。
韓国ドラマによく見られるような定番のプロローグだ。このため多くの視聴者が、お金持ちの御曹司が困った少女を助けるのだろうと思っていた。
しかしここから想定外の出来事が。ギテはヤンスンに手を差し伸べるどころか、いとこの陰謀により一文無しとなって自暴自棄に。ヤンスンに支えてもらうようになる。
彼女は、何不自由なく育ちワガママ放題でろくでなし御曹司のギテに、お金の使い方や庶民的な生活を教えるなど、持ち前のポジティブさと負けず嫌いな性格で彼の再起をサポート。彼女の献身的な支えにより、ギテは会社の立て直しに成功する。
また、その過程で互いに徐々に惹かれるようになりギテがプロポーズをするのだが、ここからのストーリーも意表を突くものだった。
なんと、ヤンスンは軍人になる夢を叶えるため彼の求婚を拒否、あっさりと軍に入隊する。
韓国では、軍隊に行く彼氏を涙ながらに彼女が送り出すという図式が一般的なのだが、本作はまさかの逆パターン。見送りのシーンで見せたギテの嗚咽はギャグシーンに。
そして残り1話を残して、訓練中に休暇を取ったヤンスンがギテと再会・・。結末は、ご自身の目で確かめてほしい。
あまりにも突飛な設定が続くと、物語に没入できず視聴者が離れていってしまうものだが、しっかりとした脚本はもちろん、チャン・ヒョク&チャン・ナラの優れた演技力とケミストリーが高視聴率を叩き出したようだ。
そんな2人が4度目に共演するのが、冒頭で触れた『シークレット・ファミリー』。
『キム秘書はいったい、なぜ?』や、『私たちのブルース』、『還魂:光と影』など、数々のヒット作を手掛けたチャン・ジョンドプロデューサーが演出を担当。
平凡な会社員に偽装した国家情報院のブラック要員である夫と、完璧な家庭を夢見る甘く殺伐とした妻の、ハラハラする家族死守型のスパイコメディーだ。
チャン・ヒョクは、貿易商事の職員に身分を偽ったクォン・ドフン役を、チャン・ナラはその妻で、家族を守るために奮闘する家事の達人でその裏に秘密を抱えたカン・ユラに扮する。
日本では、当初4月17日からDisney+(ディズニープラス)で視聴できる予定だったが、諸事情により延期が決定。配信日は決まり次第発表される予定だ。