1.人口や世帯数、年収の比較

 目黒区東部に位置する『中目黒』駅は、東京メトロ日比谷線と東急東横線の2路線が乗り入れる、利便性の高さが人気の街です。

 2016年に『中目黒駅周辺地域整備』の再開発が完了し、洗練されたお店が軒を連ねる新しい商業施設として、『中目黒高架下』がリニューアルオープンしました。

 また、2020年12月には「中目黒駅前北地区市街地再開発準備組合」が発足し、東急ストアやその周辺エリア(上目黒1-20・21)を対象に、再開発が検討されています。

 東急線『自由が丘』駅は、東急東横線と大井町線の2路線が乗り入れ、利便性も文句なし、住みたい街ランキングではいつも上位に食い込む、沿線屈指の人気エリアです。

 『自由が丘』駅正面口改札から見て、駅前ロータリーの右側エリアを歩いてみると、閉店、移転の張り紙が目立ちます。

 そこが、まさに再開発が予定されている「自由が丘一丁目29番地区」です。

 鹿島建設とヒューリックが組み、地上14階・地下3階、高さ約60mの複合施設が建設される計画で、23年度工事着手、26年度竣工を予定しています。

 まずは、共に再開発が続く両駅の人口と世帯数推移のデータを比較していきます。