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イギリスのとある町で、自宅の前に迷惑駐車をされ自分の車が駐車できなかったことに憤慨（ふんがい）した男性が、思い切った“仕返し”に出たようだ。
Daily Mailによると、自宅の前に迷惑駐車をされたのはイギリスのケントに住むトーブ・ベイリーさん（49）。彼の自宅前には縁石があり、「駐車しないように」と書かれた看板が2つも貼られている。
しかし先日、隣人の青い車が彼の自宅前に堂々と駐車されており、トーブさんの娘の車が車道に出せないという状況になっていた。トーブさんはこの青い車に「移動してほしい」とメモを貼ったが、いっこうに車は移動しなかったという。
トーブさんは「ある夜、仕事から帰ってきたら、そこに車が停まっていた。娘は車を出せないでいた。私はメモを書いてフロントガラスに貼り付け、持ち主に移動するように言った。缶ビールを開けて、バルコニーに座って待っていた。何も起こらなかった。夕食を食べに行ったが、その後もまだそこにあった。さらに翌日もまだそこにあって、娘は出られないと文句を言っていた」と、気長に待ったが翌日も車は移動しなかったと語った。
そこでなにか仕返しをしようと思いついたトーブさん。彼は「ちょうどオーダーしていたビニールテープが届いていたから、それを車に巻こうって思ったんだ」と、なんと黒の大きいビニールテープを、駐車してあった青い車に貼ることを思いついたという。
思い立ったトーブさんは、テープで車をぐるぐる巻きに。するとこの効果がバツグンだったのか、車の持ち主がすぐに出てきたのだという。トーブさんは「車の持ち主は隣に引っ越してきたばかりの若い女の子だった。彼女はとても謝っていたよ」と、持ち主は怒るどころかすぐに謝罪をしたという。
またトーブさんの“仕返し”を「とてもおもしろいですね」と言い、笑ったという隣人。トーブさんは「私は決してイジワルな人間じゃないんですよ。自分の言いたいことを、おもしろくて無害な方法で伝えるのが好きなだけ」と、笑いながら話した。
「テープを取り除くのに数分しかかからなかったし、なんならテープのおかげで彼女の車は前よりきれいになったくらいだ」と、ご近所トラブルを円満に解決したと話した。
