ヘンリー王子と、カミラ王妃 Photo: Tim Rooke/Shutterstockヘンリー王子と、カミラ王妃 Photo: Tim Rooke/Shutterstock

カミラ王妃は、ヘンリー王子から悪役扱いされたことで、傷ついたようだ。

ヘンリー王子は、今年1月に出版した回顧録「SPARE/スペア」の中で、カミラ王妃がマスコミに対し、王室に関する情報をリークしていたと主張。徹底的に攻撃した。

カミラ王妃を含め、これまでこの回顧録について公の場でコメントしたロイヤルファミリーは1人もいないが、王妃の友人であるフィオナ・ペティ=フィッツモールスは、王妃がこの内容にショックを受けていたと語っている。

The Sunday Times紙に対し、「彼女はもちろん頭を悩ませましたし、傷つきました。でも、気にしないようにしているのです」と語ったフィオナ・ペティ=フィッツモールスは、カミラ王妃が「騒ぎすぎないようにすれば、いずれ収まる。口を開かないことが一番効果的」ということをモットーとしていると明かした。

カミラ王妃の側近も、回顧録に関して、王妃が大騒ぎするようなことはなかったと語った上で、「地団駄(じだんだ)を踏んだり、歯をくいしばったりして、悔しさをにじませるようなことはありませんでした。それよりも、目を丸くするような反応だったのです」と付け加えている。

The Post紙はイギリス王室にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

カミラ王妃がチャールズ国王と結婚したのは2005年のこと。2人はチャールズ皇太子(当時)が独身の頃から交際しており、チャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚した後も不適切な関係にあったことは広く知られている。「家庭を壊した女」として、1990年代には「イギリスでもっとも嫌われた女性」という不名誉な称号も与えられた。

ヘンリー王子は回顧録の中で、そんなカミラ王妃が「自身の好感度を上げるため、王室の情報をリークした」とつづり、「カミラ王妃が、物語に出てくる『いじわるな継母(ままはは)』のようになるのではないかと不安になり、ウィリアム皇太子とともに、チャールズ国王に再婚を考え直すよう訴えた」と付け加えている。