米ディズニーランド
アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニーランドが、開園以来初となる「プライド・ナイト」を実施することがわかった。
「ディズニーランド・アフター・ダーク:プライド・ナイト」と題されたこのイベントは、LGBTQ+コミュニティの権利を啓発する「プライド月間」にあわせた取り組みであり、LGBTQ+コミュニティやその仲間たちを祝福する内容になっているという。なお、同イベントは6月13日と15日の夜に開催される予定だ。
イベントの参加には特別チケットが必要で、参加者はテーマに沿ったエンターテイメントやパレード、写真撮影、特別仕様のキャラクターとの交流だけでなく、限定のフードやドリンクなどが楽しめ、スペシャルグッズがプレゼントされる。
イベント参加者は当日、18時から入園可能。21時までは一般のゲストとともにパークを楽しみ、21時から午前1時までは参加者のみのプライベートナイトとなる。
さらに、この時間帯はアトラクションも営業されるため、いつもより少ない待ち時間で乗ることができる。
ディズニーランドが公式ツイッターにてこのイベントのプロモーションを開始したのは、4月17日(月)のこと。
この日、ディズニーの本拠地「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」があるフロリダ州では、州知事のロン・デサンティスが、「ディズニーがフロリダに独立した政府を持つことはない」と発言した。
フロリダ州議会は今年2月、ディズニーワールドがある特別区の理事会メンバーを、デサンティス知事がコントロールすることを認める法案を可決しており、ディズニー側はこれに強く反発している。
ディズニーは、デサンティス知事のこのような動きは、彼の推し進める「LGBTQ+教育を制限する」という方針に同社が反対したことに対する報復措置だと考えているようだ。