ジャニーズ事務所が、設立以来のピンチに陥っている。NHKをはじめとする大手メディアでも取り上げられる事になった、創業者・ジャニー喜多川氏の性加害報道。テレビ、大手新聞やスポーツ紙は沈黙を続け、ジャニーズ事務所への“忖度”が発動していたが、4月12日に元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が日本外国特派員協会で記者会見を行い、事態は急転。急きょ、NHK、全国紙がこぞって取り上げることになる。この騒動にジャニーズ事務所も声明を発表したが、事態は悪化しているという。

「オカモト氏の会見を、共同通信が報じたことが大きかった。NHKや全国紙は共同通信に加盟しているので、これで報じなかったら故意にスルーしたことになる。そこで、NHKは社内で協議の上、4月13日夕方のニュースで取り扱った。合わせるようにTBSラジオも報道。しかし、普段ならば事件の続報を喜んで取材するはずのメディアが、また揃って沈黙を貫いている。これでは、視聴者や読者からの批判をかわすためだけに、形式上、報道をしたに過ぎません」(週刊誌記者)