カヒアウ・マチャド (Kahiau Machado)、デイヴィッド
ディズニーの実写映画『リロ・アンド・スティッチ』。主人公の少女リロの姉、ナニのキャスティングニュースが物議を醸した後、デヴィッド役の俳優が発表され、話題となっている。
2002年に公開され、瞬く間に人気を博した『リロ・アンド・スティッチ』。本作は、両親の死後、姉のナニに育てられるハワイの少女リロが、エイリアンのスティッチとの出会い、絆を深めていく物語だ。実写版『リロ・アンド・スティッチ』は、『マルセル 靴をはいた小さな貝』のディーン・フライシャー・キャンプが監督を務め、新人のマイア・ケアロハとシドニー・アグドンがそれぞれリロとナニ役で出演が決定している。
シドニー・アグドンが起用された際、彼女はハワイ出身であるにもかかわらず、ナニの肌の色と違うことが、問題視された。このキャスティング決定について、ファンからは「露骨なカラーリズム」として反発が起こった。
そんな中、The Hollywood Reporterによると、ナニの恋人でサーファー、デイヴィッド役にカヒアウ・マチャド (Kahiau Machado)が決定したとのこと。
デイヴィッド役にカヒアウを加えることで、実写版『リロ・アンド・スティッチ』は、無名のハワイアン俳優を起用する傾向を続けているようだ。ディズニーは、明らかに実写版『リロ・アンド・スティッチ』にハワイの俳優を起用することに努めているが、多くのファンは、肌の色が濃い先住民系の俳優を選ばないことで、オリジナル映画を本質的にホワイトウォッシュしていると主張している。
今回のデイヴィッド役決定のニュースにネット上では「これってジョーク?」「絶対見ない」「なんでネイティブハワイアンが起用されないの?」と、前回のキャスティングニュースに続きさらなる反発の声もある一方で、「私が思い描いてたデイヴィッド」という声も見受けられた。