・BTS(防弾少年団)のJ-HOPEが、ついに入隊日を迎えた。見送りには、メンバー全員が集まった。
・「ファンに負けないくらい、メンバーを愛してる!」そう豪語する彼は、誰よりもメンバー思い。
・時には“振付チーム長”、時には“オンマ(お母さん)”として活躍してきた彼は、グループには欠かせない存在である。
本日(4月18日)午後、BTS(防弾少年団)のJ-HOPEが入隊した。
彼は、江原道・原州(カンウォンド・ウォンジュ)の陸軍第36師団の新兵教育隊に入所。まずは5週間の基礎軍事訓練を受けた後に、自隊配置される予定となっている。
お見送りには、軍服務中のジンも休暇を取り、メンバー全員が集まった。
彼の入隊を静かに見守ったファンたちは「これがあと5人も続くのか‥」とやるせない思いを募らせる。
この日、J-HOPEが入所した訓練所のお天気は、どんよりとした曇り空。ファンの心のお天気も、しばらく曇りが続きそうだ。
しかし、寂しい気持ちをなんとか切り替えて、J-HOPEのトレードマークである、彼の笑顔を思い出そう。
彼の笑顔は、優しさ溢れる人柄のとおり、周りの人を元気にするハッピーオーラが全開。
そんなJ-HOPEのことを、メンバーのSUGAは「ビタミン」と表現する。エネルギーが切れた時は「J-HOPEを連れて来て」とお願いするほど。
これは他のメンバーも同じ。ジミンも自身のVLOGの中で「一人でコントをしてたら、ホソギヒョン(J-HOPE)に会いたくなった」と恋しさを見せたことがある。
特にジミン、V、ジョングクのマンネライン3人のお世話をすることも多いJ-HOPEは、“ホビママ”としても慕われており、彼がいることの安心感が、グループにとっていかに重要かがよくわかる。
そして、グループで一番のダンスの実力者である彼は、練習生時代から振り付けを考案するなど、“振付チーム長”としても活躍してきた。
BTSのパフォーマンスの質が高いのは、メンバーの相当な努力の結果でもあるが、J-HOPEがチームの先頭に立って引っ張ってきたからだと言っても過言ではないだろう。
RMが「バンタンといえば公演!」と言うように、毎回素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるのは、J-HOPEの貢献度が非常に高いのである。
昨年(2022年)4月、グラミー賞授賞式の直前に、J-HOPEは新型コロナウイルスに感染した。その際、チーム長に代わってメンバーを仕切ったのはジミンだった。
J-HOPEは、なんとか授賞式前日に合流でき間に合ったが、ジミンは「僕のためにも元気でいてね。ヒョンがいないと大変だよ」と正直な思いを伝えている。
彼は、チームをまとめる頼もしい存在であり、グループの精神的な支柱でもあるのだ。
そんな、メンバーから厚い信頼を受けるJ-HOPEだが、デビュー前に一度、グループを去ろうと決意したことがある。
共に過酷な練習に励んできたメンバーは、彼の決意に衝撃を受け、特に末っ子のジョングクにいたっては、J-HOPEに抱きつき「やめないで」と泣きながら引き止めたという。
RMは「僕たちにはJ-HOPEが必要だ」と会社に直談判。彼がいかにチームにいなくてはならない存在かを説明し、会社を説得したそうだ。
そしてJ-HOPEは、脱退を撤回。当時のことを彼は「メンバーだけを信じて戻ってきた」と話している。
メンバー7人の強い絆が感じられるエピソードである。
4月14日、J-HOPEは、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)に姿を見せ、入隊前最後のライブ配信を行った。
その中で彼は「すごく感動的だった」とマネージャーから聞いた話を伝える。それは昨日(4月17日)、アメリカでのスケジュールを終えて帰国したジョングクのことだった。
実は、アメリカでのスケジュールが詰まっていたが、ジョングクは「J-HOPEの入隊日には見送りに行く」と帰国日を調整したそう。
それを知った彼は「本当に良い子に育てた」と冗談を言って笑ったが、そう言ってくれたジョングクの思いに感動したのだという。
そして、メンバーへの愛情についても語り始めた。
「みなさんがメンバーを好きなのと同じくらい、僕も激しく愛している。すごく愛する僕のbro(brother/兄弟)ですよ」
「(ファンと)比べても、僕が負けないと思う。勝てるとは思わないけど、僕もそう簡単には負けない」と、自信を見せた。
そして迎えた入隊日。J-HOPEの周りには、メンバー6人の姿があった。
7人の集合写真からは、彼らの深い絆と、誰よりもメンバー思いのJ-HOPEに対する愛情が伝わってくる。
数日前のWeverseライブで、J-HOPEは「ホビ除隊日 2024年10月17日 この日だけを待ってる」というファンのメッセージに大きな笑顔を見せた。
今日から除隊日を数え始めるファンは、彼に対する愛情を、メンバーに負けないくらい大きく育てていくことだろう。