フランク・オーシャン(2014年) Photo: Taylor Creek Media/Shutterstock
「コーチェラ」にて、フランク・オーシャンのパフォーマンスが強制終了するというハプニングが発生した。
4月14日(金)から、カリフォルニア州インディオで開催されている世界最大規模の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(通称:コーチェラ)」。16日(日)、メインステージのラストには、ポップ・ソウルシンガーのフランク・オーシャンが登場した。
フランクがフェスのステージに登場するのは6年ぶりのこと。約1時間遅れで登場したフランクは、過去のヒット曲や最新曲を1時間以上にわたり披露した。
ところが、日付が変わった午前0時20分、会場の盛り上がりがピークに達したところで強制終了となってしまった。
この強制終了は、会場のある地域で設けられている「門限」によるものだった。
フランク自身もこのルールについては知らされていたようで、1曲歌い終えると「みんな、門限だそうだ。これでショーはおわりだよ。ありがとう」と言い残してパフォーマンスを終えた。
フランクはそもそも、2020年の「コーチェラ」にてヘッドライナーとしてパフォーマンスする予定だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大によりこの年は中止に。2021年も開催されず、昨年はスケジュールの都合で出演が叶わなかった。
そして今年、ようやく実現したフランクのライブパフォーマンス。フランクは冒頭で、「みんなに言われたよ。『まだか、まだなのか』って。みんなに会いたくてしかたがなかった」とファンに呼びかけた。
そして鳴りやまない声援の中、ミックステープ時代の名曲「Nostalgia, Ultra」を皮切りに、「Chanel」や新曲「Inner Child」などさまざまな楽曲を披露。
強制終了となったのは、ミックスされた楽曲「Nikes」と「Nights」を歌っている途中のことだった。ファンからはブーイングやすすり泣く声も聞かれたが、それでもある意味、歴史的なパフォーマンスとなったようだ。