・2020年の大ヒットドラマ『梨泰院クラス』で、世界中にファンを獲得した、俳優パク・ソジュン。
・今回彼は、なんと“3年振り”に俳優として復帰。実はこの3年間、俳優としての露出がほとんどなかったのだ。
・それでも彼が常にトップスターでいる理由は、出演し続けてきた“リアルバラエティー”に秘密があるよう。
2020年、日本に巻き起こった“第4次韓流ブーム”。
当時、新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、外出自粛を余儀なくされた人々の間で、Netflixなどの動画配信サイトの需要が急成長した。
その中で大ヒットしたドラマの一つが、JTBC『梨泰院クラス(2020)』。読者の中にも、このドラマをきっかけに韓国ドラマを見るようになったという人もいるのではないだろうか。
主人公パク・セロイ役を演じた俳優のパク・ソジュンは、韓国を代表するトップスターとなり、ハリウッドにも進出。世界中から注目される俳優となった。
来る4月26日には、IU(アイユー)とW主演を務める映画『ドリーム』が、韓国で公開される。2023年は、やっと彼の本業の“俳優”での姿が拝めそうだ。
というのも、実はパク・ソジュンは、2020年の『梨泰院クラス』以来、出演作品のお披露目がなかったのである。
同年9月から放送されたtvN(Netflix)『青春の記録』にちらっと特別出演したものの、主演級での出演は無し。
そのため、近日公開の映画『ドリーム』が俳優としての復帰作。『梨泰院クラス』からは、なんと“3年ぶり”だ!
では、この3年ものブランクの間、彼は一体何をしていたのかと言うと、もちろんのんびりしていた訳ではない。
むしろその逆。今年は、ハリウッドデビュー作である映画『ザ・マーベルズ』の公開や、女優ハン・ソヒと共演するNetflixドラマ『京城(キョンソン)クリーチャー』の放送が控えている。
他にも、俳優イ・ビョンホンと共演した映画『コンクリート・ユートピア』も撮影済。
この3年間は、世間にお披露目されていなかっただけで、映画やドラマの撮影が続き、多忙を極めていたのだ。
しかし、ここまで長い間出演作が公開されていないのに、なぜ彼はトップスターとして常に注目を集めているのだろうか?
その理由は、バラエティーでの活躍が挙げられる。だたし、バラエティーといっても、彼が出演したのは“リアルバラエティー”。
パク・ソジュンは『梨泰院クラス』以降、世界中で人気となったリアリティー番組に、毎年のように出演していたのである。
まず、2020年7月から放送された、“ホームカンス(ホーム+バカンス)”をコンセプトとしたtvNリアリティー『夏休み』。チョン・ユミとチェ・ウシクがレギュラー出演する番組にゲストとして参加した。
2021年1月からは、tvN『ユンステイ』に出演。これは韓国俳優が海外でレストランを営業する人気番組『ユン食堂』シリーズの一つ。パク・ソジュンは、韓屋に宿泊する外国人のために食事を準備する、副料理長として活躍した。
2022年7月からは、JTBC『In the SOOP:友情旅行』に、ウガファミリーで総出演。
ウガファミリー:パク・ソジュン、BTS(防弾少年団)のV、Peakboy(ピークボーイ)、チェ・ウシク、パク・ヒョンシクの5人からなる仲良しグループ
釣りや焚き火、アイススケートなど仲良しの男子5人が無邪気に楽しむ様子が放送され、パク・ソジュンが車の運転やご飯の準備など、メンバーのお世話をする場面がよく見られた。
同年9月からは、TVING『青春MT』に出演。『梨泰院クラス』『雲が描いた月明り(2016/KBS2)』『アンナラスマナラ(2022/Netflix)』のメインキャストが集結した番組では、“MT”と言われる合宿を通じて、ゲームや遊び、飲み会などで持ち前のリーダーシップを発揮している。
そして現在は、今年2月から放送されている、tvN『ソジンの家』に出演中。
『ユン食堂』シリーズのスピンオフである本番組では、メキシコでトッポッキやキンパ、ラーメンといった韓国の屋台料理を提供するお店を営業している。
厨房を仕切るパク・ソジュンは、手際良く料理し、てきぱきと仕事をこなしている。
そんなパク・ソジュンの姿を見た視聴者は、韓国オンラインコミュニティーで、
「この人はどこに置いても、何をやらせても上手」
「仕事上手でセンスも抜群、頼もしいし、性格も良いなんて!」
「芸能人にならなくても、問題なく暮らせてたレベルの仕事センスと誠実さ」
「社会生活力が最高レベルな感じ」
「ユン食堂ではマナーよくサービングする姿が良かったけど、今回は裏で仕事する姿がかっこよかった」
「誠実さを黙々と行動で見せてくれるのが、本当に好感度大」
と絶賛の嵐。
リアルバラエティーでのパク・ソジュンには、人間的な魅力がたくさん詰まっていると大好評なのである。
コメントの中には「バラエティーをする度に、好感度がアップ!」「スターなのに、“スター病”にかかっていない」という反応も。
俳優としての“顔”だけではなく、バラエティーで見せる“素顔”も魅力的なパク・ソジュン。
それが『梨泰院クラス』以来、俳優としての露出がなくても、彼がトップスターでい続けた理由なのである。