コロナの影響でリモートワークの機会が格段に増えました。上司や同僚と離れて仕事をする分、コミュニケーションの質がこれまで以上に重視されています。今回は、オンラインで求められるコミュニケーション能力を4つご紹介します。リモートワークを円滑に進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
身につけておきたいコミュニケーション能力4つ
リモートワークでは、対面のときとは違ったコミュニケーションの課題が生まれます。
それを克服するために必要なのは、対面のときと変わらず「相手への気遣い」です。
どういう能力を身につければよいのか、具体的に見ていきましょう!
普段より3割増しのリアクション
オンラインのコミュニケーションでは、オフラインに比べて感情が伝わりにくくなってしまいます。
同じ空間にいないため、相手の表情や雰囲気によってリアクションを捉えにくいからです。
ですので、普段より3割増しのリアクションを心がけましょう。
電話のときは、話し方に抑揚をつけ、感情とともに表情も変化させるとよいですね。
また、相手からは見えていなくても、背筋をしっかり伸ばして話せば声にハリが出ます。
これは、相手の顔が見えるオンライン通話のときにも生かせるコツです。
オンライン通話では、相槌を大きく打ったりジェスチャーをつけたりすると、さらによくなりますよ!
迅速なレスポンス
リモートワークでは、同じオフィスで仕事をするのとは違い、お互いの動きが見えません。
そのような状況下で、電話やメール、チャットに対するレスポンスを後回しにするのは要注意です。
「自宅にいるはずなのに遅いな」と、上司や同僚を不安な気持ちにさせてしまいます。
そのため、リモートワークではとくに迅速なレスポンスを心がけましょう。
作業の手を止めて電話に出たり、スタンプを一つ送ったりするだけで、相手を安心させられます。
とはいえ、質問やお願いごとに、すぐには対応できない場合もありますよね。
そのような場合は、すぐには対応できない旨だけでも伝えることが大切です。
「恐れ入りますが、少々お待ちくださいませ」の一言だけで、気持ちよく仕事ができますよ。
具体的な報・連・相
リモートワークでは、上司や同僚への「報・連・相」を、対面のときよりも具体的に行いましょう。
対面のときは、仕事の進捗や成果をお互いにその場で把握できていました。
しかし、リモートワークでは伝え方を工夫しないと、仕事の進捗や成果を十分に伝えられません。
オンラインでの「報・連・相」は「細かすぎるかな?」と思うくらいがちょうどよいです。
電話やメール、チャットを上手に組み合わせて、密にコミュニケーションをとりましょう。
シリアスな内容は声で伝える
部下に指導したり、同僚に指摘したりするなどといった、シリアスな内容は声で直接伝えましょう。
重要なことだからこそ、相手が理解してくれているかを確かめる必要があります。
なるべく、お互いの顔が見えて表情や声のトーンが伝わる、オンライン通話を使うとよいですね。
このとき、伝える側が感情的かつ一方的に話さないように気をつけましょう。
相手の様子をよく見て意見を引き出すことで、理解度も把握できますし、誤解を生むことも防げます。
メールやチャットは、伝えたことのリマインドやアフターフォローで活用しましょう。
さまざまな伝達手段を、上手に組み合わせることが大切です。