チャールズ国王と、ヘンリー王子 Photo: Tim Rooke/Shutterstockチャールズ国王と、ヘンリー王子 Photo: Tim Rooke/Shutterstock

ヘンリー王子は、父親であるチャールズ国王から「メーガン妃のために金を払うことができない」と言われ、激怒したという。

これは、王室関連作家ロバート・ジョブソンによる最新著書「Our King」に記されているもので、2016年、ヘンリー王子がチャールズ国王に、メーガン妃と結婚する意志を伝えたときの発言だという。

このとき、兄のウィリアム皇太子も「本気なのか?ハロルド(王子の愛称のひとつ)」と弟ヘンリー王子に問いかけていたとされている。

これを受けチャールズ国王は、ヘンリー王子を祝福するよりも先に、メーガン妃に対して将来的に金を払う余裕がないことを告げた。なお、これはメーガン妃に限ったことではなく、カミラ王妃やウィリアム皇太子一家にも、経済的支援を行う余裕がないという意味だったという。

しかし、ヘンリー王子はこの発言に激怒。親子の関係悪化をまねく一因となったという。

その後、ヘンリー王子はチャールズ国王に何度か金を無心する電話をかけたが、国王はこれに嫌気がさし、応じるのをやめたという。

本の中には、故エリザベス女王から「なぜ電話にでないのか」とたずねられたチャールズ国王が「私は銀行ではない」と答えたというエピソードもつづられている。

著者ロバート・ジョブソンは、ヘンリー王子とメーガン妃による王室批判について、チャールズ国王の「金は払わない」という発言がきっかけになったのではないかと理論づけている。

ヘンリー王子とメーガン妃は2018年に結婚後、2020年にイギリス王室のシニアロイヤルを離脱。現在はアメリカで暮らしている。

2020年に応じた、アメリカの大物司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューで夫妻は、メーガン妃のお腹の中の子供(長男アーチーくん)に対し「人種差別的な発言があった」と告白。他にも王室への批判的な発言を繰り返した。

本の中では、故エリザベス女王もこのような夫妻の態度に「怒りを覚えていた」と記されている。