18.真壁
茨城県桜川市にある小さな町「真壁」。見世蔵、土蔵、門などが軒を連ね、ノスタルジックなお散歩デートにおすすめのスポットです。平成22年には真壁地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、これは関東では4地区目にあたります。
文化財に登録されている家も多く、そのひとつが通称「御陣屋前通り」と高上町通りの交差点に位置する「旧真壁郵便局」です。昭和2年に第五十銀行 真壁支店としてつくられたもので、昭和61年まで使用されていました。
また真壁といえば「真壁のひなまつり」が有名です。2月から3月3日のひな祭りにかけての約一か月間に、毎年10万人もの人が訪れる一大イベントで、古くは江戸時代から代々受け継がれてきたお雛様の歴史をたどることができます。それと同時に、歴史的建造物を鑑賞し、真壁の生活にふれ、町の人々との交流も楽しめますよ。
寒いなか真壁にくる人をもてなそうと始められたこのイベントでは、町の家々やお店にたくさんのひな祭りが飾られ、歴史的な建物に飾られた艶やかなお雛様が私たちを楽しませてくれます。
19.高戸小浜海岸
切り立った海食崖に挟まれた二つの入り江をもつ景勝地で、初日の出スポットとして人気の場所です。日本の渚百選にも選ばれています。
ここに引き潮の時にしかたどり着けない秘密のスポットがあります。以前は船着き場でもあった海岸で、倉庫代わりにしていた洞窟が残っているのです。左手の入り江にある洞窟から見る海の景色が素敵だとSNSで話題になっています。
20.中町通り(石岡市の町並み)
石岡駅前の商店街(中町通り)は、レトロな町並みを見学できるスポットです。文化庁から登録有形文化財として認定された建物が多く、タイムスリップしたような感覚に浸りながらお散歩ができます。
特に注目したいのは、レトロな3軒(十七屋履物店、久松商店、福島屋砂糖店)が連続して立ち並んでいる風景。うち2軒は看板建築として有名で、現在も店舗として使われています。
看板建築とは木造2階建の店舗兼住宅で、建物の前面が垂直になっており、そこへタイルやモルタル、銅板などで洋風の装飾を施した建物のこと。東京や関東周辺で関東大震災後に商店などに用いられた建築様式です。