6月1日(木) から5日(月) まで渋谷区文化総合センター大和田さくらホール、6月16日(金) から18日(日) にかけて京都劇場にて、舞台『DOLL』が上演されることが決定した。

原作は、玉梨ネコの『リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩』(TOブックス刊)。「小説家になろう」から始まった原作は、現在までに小説版全2巻、コミカライズ版(漫画:いづみやおとは/キャラクター原案:高瀬コウ/ストーリー協力:伊藤高史/構成:梶田まさよし)コミックス既刊3巻、4月には最終巻である第4巻が発売予定、そしてニコニコ漫画では現在100万回再生を突破している。

現実世界で人形を作れなくなった「人形師」の少年が、VRMMOゲームの中で、再び人形制作に取り組み、仲間との冒険、ライバルとのバトルを通じて、人形と向き合いやがて自分の人生の意味を問い直していく―。

演出は劇団「エムキチビート」主宰であり、近年は2.5次元公演やストレートプレイ、さらにブロードウェイミュージカルまでも手がける元吉庸泰、脚本は、アニメ、ドラマ、映画などの映像作品から舞台、ノベライズ、活躍の場を拓き続ける小林雄次が手掛ける。

本作の主人公・佐倉いろは役には、舞台『陰陽師 生成り姫』、ミュージカル『ダブル・トラブル』『七人のおたく』などに出演する林翔太、VR世界でいろはと対決するズィーク役には幅広いジャンルでの活躍が目覚ましい松本幸大。いろはが初めて作った戦闘妖精(ドール)ミコト役には『魔進戦隊キラメイジャー』で注目され、人気舞台出演も続く西葉瑞希。ズィークに使役する戦闘妖精9号役には、話題作への出演で注目を集める搗宮姫奈、工房の主人・レトロ役には作品に彩りを加える実力派俳優の陰山泰、いろはとともにバーチャル世界を旅するサラ役には『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズで注目を集める岩田陽葵、そしてVR世界で最強の一角・ディアベル役を幅広いジャンルの舞台やミュージカルで活躍中の藤田玲が演じる。

<スタッフ・キャスト コメント>
■佐倉いろは役 林翔太
『DOLL』に出演させていただきます、佐倉いろは役の林翔太です! 出演が決まってから漫画を読みました。VRの世界で、ゲームの世界でもう一度立ちあがろうとするいろはに感情移入してしまいあっという間に読み終えてしまいました。佐倉いろはとズィーク、二人のそれぞれの物語りがあり、それがどう絡み合って最後にはどのような結末になるのか。絶対にお客様にも楽しんでもらえる作品になると確信しています。そして、演出は元吉さんということで安心感が半端ないです。共演の松本幸大とも久々にお仕事をするので、お互いの成長した姿を見せ合い更に成長できる気がして楽しみです。原作のファンの皆様も、楽しみに待っていてください!

■ズィーク役 松本幸大
『DOLL』でズィーク役を務めさせていただきます! 松本幸大です。
第一稿を読ませていただいたのですが……このズィークという役は僕にとって今までに演じたことのない役柄になりそうです。なので初めての役柄に挑戦させてもらえて嬉しく思います! 色々なズィークらしさを出せるように精一杯演じます!!! 林とはジャニーズ事務所に入った時からの仲間であり、今まで様々な仕事を一緒にしてきました。でもお芝居に関しては今回の『DOLL』が外部作品において初めての共演になるので今から楽しみです! 皆さんもぜひ楽しみにしていてください♡

■演出 元吉庸泰
魅力的な原作だと思いました。美しい箱庭、仄暗い欲望、そこにいることを選んだ人。オンラインという世界は、心の在り方を実験し続けていると思います。いつだって怖くて、魅力的で。そしてそこに立ち向かうには一筋縄ではいきません。というかオンラインって設定、舞台演出家泣かせですよね。そこに生の俳優がいるのに。と思っている自分もある意味で“人形をつくる”というテーマにぶち当たっているんだと思う次第です。アバターが自己実現の手段になった現代。このテーマを扱える機会にとても喜びを感じています。集まって下さった素晴らしいキャスト、スタッフの皆さまとしっかり練り上げて参りたいと思います。