◆小さい頃から父親に鍛えられていた
鈴香さんのお父さんは警察学校の指導員をしていました。その関係で幼少の頃から父が師範をつとめる道場に通わされていたそうです。
「歳上の男の子に混じってずっと稽古をさせられていました。気がつけば護身術が身に付いてしまっていて、咄嗟に身体が動いてしまったんです」
そのせいで今回も、危機感を覚えた鈴香さんは思わず身体が動いてしまったのだそう。
「いや、もう懲り懲りです。もう二度と護身術は使わないように封印します」
鈴香さんは苦笑いでそう語ってくれました。武道に長けた女性はとても魅力的だと思います。気を落とさず良い出会いがあるといいですね。
―シリーズ「春のトホホ」―
<文/大杉沙樹>
【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。