左から『バービー』、「ザ・シンプソンズ」、ドナルド・トランプ Photo: Moviestore/Shutterstock, Shutterstock左から『バービー』、「ザ・シンプソンズ」、ドナルド・トランプ Photo: Moviestore/Shutterstock, Shutterstock

アメリカの人気テレビアニメ「ザ・シンプソンズ」は、これまで不気味なほど正確な「予言」をしていることで有名だが、今回は一挙に予言を的中させたかもしれない。

あるツイッターユーザーは、過去に「ザ・シンプソンズ」が、ドナルド・トランプ前大統領が先日起訴された件と、この夏に公開されるマーゴット・ロビーの主演映画『バービー』という、無関係な2つの時事ネタを同じエピソードで予言したと明かしている。

さかのぼること29年前の1994年、「ザ・シンプソンズ」で「リサ vs. マリブ・ステイシー」と題されたエピソードが公開された。

この回では、リサ・シンプソンが、人形「バービー」のクリエイターに、若い女の子に力を与えるため、よりフェミニスト的なおもちゃを出させようと努力する。

そしてシンプソン一家が、テレビでリサのキャンペーンを取り上げる映像を見るシーンがある。夜のニュースでキャスターのケント・ブロックマンが、人形を持ちながら「28分もかけて人形を取材するのは珍しいことですが、このレポーターは話を止めることができないことに気がつきました。皆さん、これは本当に魅力的なニュースです。おやすみなさい」とコメント。さらにそのあと言い忘れていたかのように「ああ、それから大統領が逮捕されました」と付け加えた。

このシーンの映像はすぐにSNSで拡散され、これを見た人々は「『バービー』の映画とトランプ逮捕?ザ・シンプソンズがまた予言を的中した!」「やはりザ・シンプソンズはクレイジーだ!」「まさにこの内容、リアルタイムのニュースじゃん」とツイートしている。

これまでにも「ザ・シンプソンズ」は、トランプ元大統領の2024年の大統領選出馬、ロシアのウクライナ侵攻、トム・ハンクスのコロナ感染など、多くのできごとを過去のエピソードで予言している。