左からチャールズ国王、ジョージ王子、ウィリアム皇太子(2015年) Photo: Alan Davidson/Shutterstock左からチャールズ国王、ジョージ王子、ウィリアム皇太子(2015年) Photo: Alan Davidson/Shutterstock

ジョージ王子には、戴冠式で非常に大きな役割が与えられるようだ。

今年5月6日に執り行われるイギリス・チャールズ国王の戴冠式。

4月4日、イギリス王室はチャールズ国王の招待状を公表する中で、ジョージ王子の役割についても説明した。

ウィリアム皇太子の長男ジョージ王子(9)は当日、8人いる「ペイジ・オブ・オナー」のうちの1人となるという。

「ペイジ・オブ・オナー」とは、式典における国王や王妃の付き添い人のこと。

戴冠式では、チャールズ国王とカミラ王妃がそれぞれ4人のペイジ・オブ・オナーを連れてウェストミンスター寺院を歩くことになる。そしてジョージ王子をはじめオリバー・チョルモンドリー卿、ニコラス・バークレイ師、ラルフ・トレマシェ師ら王子と同年代の少年たちが、国王のペイジ・オブ・オナーとなるようだ。

また、カミラ王妃の付き添い人は元夫との間の孫3人と姉の孫がつとめるという。

あわせて、先日バッキンガム宮殿のブルー・ドローイング・ルームで撮影された国王と王妃の新たな写真も公開されている。

戴冠式には国内外の2000人に招待状が送られており、日本からは秋篠宮ご夫妻が出席する。アメリカからはジョー・バイデン大統領ではなく、ファーストレディのジル・バイデン夫人が出席すると見られている。

また、注目されているのがチャールズ国王の次男ヘンリー王子とその妻メーガン妃の動向だ。

2人には招待状こそ送られているものの、出席するかどうかについては依然明らかになっていない。2020年に王室から離脱しアメリカに移住して以降、公務を行っていない2人だけに、もし出席することとなっても、バッキンガム宮殿へのパレードには参加できないのではないかとも報じられている。

一方、関係者の間では、もしヘンリー王子夫妻が出席すれば、歴史的イベントに「水を差す」ことになるのではないかとの懸念もあるようだ。