映画『シュレック』 Photo: Dreamworks Llc/Kobal/Shutterstock映画『シュレック』 Photo: Dreamworks Llc/Kobal/Shutterstock

映画『怪盗グルー』シリーズなどを世に送り出している「イルミネーション」社のCEOクリス・メレダンドリ氏が、あの人気アニメ映画の続編をほのめかしている。

このたび、「Variety」誌で任天堂の宮本茂氏と対談したクリス・メレダンドリ氏は、まもなく公開される長編アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について話をする中で2000年代前半に公開されて大ヒットした映画『シュレック』の続編についても言及した。

メレダンドリ氏は、もし続編を製作するとなれば、マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィといったオリジナル声優陣の復帰も希望しているようだ。

『シュレック』続編について、「『マリオ』で行ったプロセスとは似て非なるものです。お客様に愛された核となる要素は何かを考え、その部分を尊重するために最善を尽くします」と述べたメレダンドリ氏は、「そのうえで新たな物語、キャラクターを作り上げ、まったく新しいレベルに連れていくのです。オリジナルキャストの起用は、その大きな部分を担っているといえるでしょう」と続けた。

メレダンドリ氏によると、契約こそ成立していないものの、俳優陣との交渉は順調だという。

「私たちは、キャストのみなさんが戻ってくることを期待しています。いま交渉がスタートしていますが、私たちの感触としては、カムバックに大きな熱意を持っていただいているのではないかと思っています」とオリジナルキャストの復活に自信をのぞかせた。

とくにエディ・マーフィーに関しては昨年、ドンキー役の声優をつとめていた『シュレック』スピンオフ作品『長靴をはいたネコと9つの命』がヒットした際、「もし『シュレック』の続編をやるという話が出たら、2秒でOKするよ。ぼくはドンキーが大好きなんだ。長靴をはいたネコの映画を作るなら、ドンキーの映画を作ってほしいと思うくらいにね。彼は絶対に、長靴をはいたネコよりおもしろいんだから」と、カムバックに意欲的な姿勢を見せている。

メレダンドリ氏はエディのこの発言を受けて、「感激した」と述べると、「彼がみごとに演じたキャラクターに対する強い熱意の証拠です。とてもうれしいコメントでした」と語った。