大橋が演じるのは、母と2人暮らしの専門学校生・林田裕紀。流血した男性・勝山康平(川島潤哉)が倒れていた現場から、逃げ去った人物だ。しかし、豪太と目黒元気(磯村勇斗)が事情聴取をすると、林田は明らかに動揺しながらも、事件への関与については完全否定する。勝山のことも知らないと、必死で訴える。若干の戸惑いも残しながらも、林田の言葉を信じようとする豪太。ところがその矢先、勝山の財布に付着していた指紋が、林田のものと一致する。クロの要素が色濃くなっていく半面、心の底からおびえた様子を見せたり、涙ながらに無実を訴え、豪太ら捜査陣をかく乱する林田。彼の供述は何が本当で、何がうそなのか? そして、その言動に隠された真実とは…。謎多き被疑者役で、大橋が見せる“新たな顔”に期待が高まる。

 人生初の被疑者役を演じるにあたって、大橋は「ギャップのある役にいろいろ挑戦したかったので、被疑者役もずっと『やりたい、やりたい!』と言っていたんです。なので、お話をただいたときは『やった! やっと被疑者役をできる!』と思いました。その後、『どんな役なんですか?』と聞いたら、かわいらしい被疑者役で…。そのキャラクター性も僕と合ってるんじゃないか、ということでキャスティングしていただいたそうで、すごくうれしかったです」と喜びとともに、オファーを受けた時の心境も明かした。