「ゲーム・オブ・スローンズ」 Photo: Hbo/Kobal/Shutterstock
人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の新作の製作が検討されていることがわかった。
「ゲーム・オブ・スローンズ」は、2011年から2019年にかけてHBOで放送されたファンタジードラマで、架空の世界「ウェスタロス」を舞台に、王族貴族や騎士たちが覇権をめぐってくりひろげる人間模様を描いた物語。これまで数々のアワードを受賞し、世界中で大ヒットを記録した。
このたび「Variety」誌が報じたところによると、米テレビ局HBOはエイゴン・ターガリエン1世のウェスタロス征服を描く前日譚のプロジェクトを進めているという。まだプロジェクトは初期段階ではあるものの、ドラマシリーズではなく長編映画になる可能性もあるそうだ。
ある情報筋は長編映画について、ワーナー・ブラザースとの製作になること、映画公開後にドラマシリーズにつながる可能性があることを明かしている。現時点で計画は固まっていないが、幹部はこのプロジェクトを成功させるべく意欲を燃やしているようだ。
このプロジェクトでは、映画とドラマを通してエイゴン・ターガリエン1世と、その妻で実の姉でもあるヴィセーニア、さらにエイゴンの実妹でありながらヴィセーニアと同じく彼と婚姻関係になるレイニスが、軍隊と3頭のドラゴンを使い、ウェスタロス七王国のうち6つを征服するまでが描かれるという。
「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンにとっては周知の事実だが、エイゴン・ターガリエン1世はウェスタロスの最初の真の王となった人物で、初代「鉄の玉座」の王となる。また、このあと300年続くターガリエン王朝の「創始者」ともされている。
なお、昨年HBOで放送された前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の舞台は「ゲーム・オブ・スローンズ」の200年前だが、この作品に登場したヴィセーリス・ターガリエン1世(演:パディ・コンシダイン)はエイゴン・ターガリエン1世と実の妹のレイニスの玄孫にあたる。