映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 広瀬和生のおススメ】
江戸を舞台にした新作落語を「擬古典」という。その「擬古典」だけを特集する「擬古典落語の夕べ」という落語会が2022年に始まったが、今回開催される第4回は、「擬古典」という言葉を意識的に使い、自己のアイデンティティとしている立川吉笑が過去に創作した擬古典落語を他の噺家に演じてもらうというもの。演目は柳家三三『粗粗茶』、桂雀太『一人相撲』、昔昔亭昇『ぷるぷる』、桂九ノ一『ぞおん』の他、吉笑は「当日のお楽しみ」となっている。画期的な試みに要注目だ。
※ちなみに先月の「水先案内」で紹介した4月2日の「代官山落語」昼公演の吉笑独演会で「お楽しみ」となっていた一席は、『ぷるぷる』や『一人相撲』が三題噺だったら一体どんなお題だったか、投票を募って選ばれた3つのお題から新たな三題噺を作ることになった。
【こちらの記事も読まれています】