――トリニティ・アイリッシュ・ダンスとしては8回目の来日公演ですが、シェキーラ・キャロルさんは今回が初めてだそうですね。

はい。それだけに、とても興奮しています。日本で公演を行ったことのあるメンバーからは、日本の観客の皆さんはすごく応援してくれて、拍手や盛り上がりも、世界中のどの国よりも素晴らしいと聞いています。早く皆さんにお会いしたいですね。

――シェキーラさんが、アイリッシュ・ダンスを始めたきっかけは何だったのですか?

アイルランドでは、幼い時からアイリッシュ・ダンスのスクールに通って、アイルランドの歴史や伝統文化を学ぶのが一般的です。私はイギリスのマンチェスターで生まれ育ったのですが、両親がアイルランド出身ということもあって、6歳からダンススクールに通うようになりました。アイリッシュ・ダンスには、世界大会が開かれるなどダンス競技という側面がありながら、アイルランド民族が困難を乗り越えて来た歴史的な意味も込められています。ダンスに込められたメッセージも、日本の皆さんに伝えることができたらと思っています。

――アイリッシュ・ダンスは、タップダンスとバレエがミックスされたような雰囲気もありますね。

バレエと根本的に違うのは姿勢です。アイリッシュ・ダンスではつま先を大きく開いて立つのが特徴です。手や上半身は動かさず足だけで高くジャンプするのが伝統的ですが、トリニティではその伝統をベースに手や体全部を使うことで、よりエンターテインメント性を高めています。

“空飛ぶ脚”が新メンバー&新作で臨む『トリニティ・アイリッシュ・ダンス』5年ぶり来日公演
(画像=『ぴあエンタメ情報』より引用)