メーガン妃 Photo: Shutterstockメーガン妃 Photo: Shutterstock

メーガン妃が新たな勝利を手にした。

メーガン妃に対し異母姉のサマンサ・マークルが起こしていた名誉毀損訴訟。2021年、メーガン妃とヘンリー王子が大物司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューに答えた際の発言や、2020年の伝記「Finding Freedom」内での記述に対し、サマンサ・マークルが名誉を毀損されたとして損害賠償75,000ドル(約995万円)を求めていたものだ。

3月30日(木)、裁判官はサマンサの主張について、「事実ではなく意見であり、名誉毀損にはあたらない」として、彼女の訴えを棄却した。

サマンサ・マークルは、メーガン妃の父トーマス・マークルの最初の結婚相手との間にできた娘で、メーガン妃にとっては異母姉にあたる。

2021年3月、メーガン妃はオプラ・ウィンフリーとのインタビューで、「私は一人っ子として育ちました。それは私の周りで育った人なら誰でも知っていることで、兄弟がいたらいいなと思いました」と語っている。

サマンサはメーガン妃のこの発言が「虚偽の悪意を持って」述べられたものだと主張していた。

一方、裁判官はメーガン妃の発言について、「単に彼女の子供時代と異母兄弟との関係について彼女の意見を述べただけ」だと判断。「被告(メーガン妃)の発言は客観的に検証可能ではなく、経験に基づいた証明ができるものでもない。原告の主張は、自分の子供時代についての被告の意見に反証できるものではない」と述べた。

また、裁判所は「Finding Freedom」内での記述については、メーガン妃が出版したものではないことから、責任に問われることはないとしている。

メーガン妃の弁護団は当初より、この訴訟を受け「原告(サマンサ)は、メーガン妃が『一人っ子として育った』ということを反証できると主張している。しかし、これは本来、反証など不可能なものだ。自分の子供時代を自分自身がどのように感じるか、これほど個人的で主観的な感覚はないだろう」と主張していた。