今回の難読漢字は「壺中」「股引」「匍匐」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
1問目はこの漢字から!「壺中」
「壺中」って何て読むか分かりますか?
(つぼなか)ではありません。
(つぼちゅう)でもありません。
「壺」(つぼ)という字の別の読み方を知っていると簡単です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「壺中」の読み方のヒントは?
「壺中」の意味は2つあります。
- つぼのなか
- 小心者
「つぼのなか」は読んで字の如くですね。
壺の中を覗いたら、一体何が見えるのでしょうか?
何と読むかわかりましたか?
「壺中」の読み方、正解は……
正解は……
「こちゅう」
です!
「壺中」を使った四字熟語に「壺中天地」(こちゅうのてんち)があります。
「壺中之天」「壺中有天」とも言いますが、
お酒を飲んで、世間を忘れることや、俗世界から離れた別天地を意味します。
人は誰でも自分だけの世界を持っています。
誰にでも他人に邪魔されない、心が休まる別世界が必要です。
よかったら、自分の内面の世界を広げてみませんか。
そこには、別世界が広がっていて、心が開放される場所かもしれません。
何かに夢中になれる世界があなたにとっての「壺中天地」です。
自分の心の壺の中は、自分で見るしかありません。
一つでも見つけて、人生を楽しく生きていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「股引」
「股引」
これ、何と読むかわかりますか?
どちらも馴染み深い漢字ですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「股引」読み方のヒント!
「股引」は、とある物の名前です。
もちろん「またひき」とは読みませんよ!
ヒントは日本伝統の衣類で、
男性が持っていることが多い物です!
さて、読めたでしょうか?
「股引」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ももひき」
です!
「股引」は、
「腰からくるぶしまで、やや密着して覆うズボン」のことです。
おみこしを担ぐ人たちがボトムスとして着用している、
白いズボンを思い浮かべればわかりやすいと思います。
伝統的な衣類ではありますが、
安土桃山時代にポルトガルから伝わった
「カルサオ」という衣服が由来と言われています。
ところで「股引」といえば、
おじさんの下着や防寒具というイメージがありませんか?
「ラクダ色の股引と腹巻」みたいな…笑
コントなどでおじさん役の人が着用しているのは
「猿股」や「ステテコ」、「ズボン下」と呼ばれるもので、
厳密に言うと別物なのだとか!
股引は、お祭りで着るものと覚えておくと間違いなさそうですよ。
読み方も意味も、ちょっと誤解しがちな「股引」。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!