大人の女性にとって浴衣はちょっと子どもっぽく感じますよね。今回は、浴衣を着物風に着付けるポイントについて紹介します。大人っぽく着こなすための着こなしのポイントをまとめてあるので、普通の浴衣に飽きてしまった方や、他と差をつけたい方はチェックしてみてください!

【襟編】浴衣を着物風に着付ける方法3選

①襦袢を着る

浴衣を着物風に着付ける11のテク!大人女性のための上品な着こなし術!
(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

浴衣を着物風に着付けるには、襦袢を着るのがおすすめです。浴衣は肌着の上にそのまま着るのが一般的ですが、着物は着物の下に襦袢を着ます。着物だと白い襟が覗きますよね。それが襦袢です。襦袢を着ることで一気に着物らしい着付けになります。

ただ、襦袢は暑いのが難点です。そんな時は、夏用の涼しい襦袢や、襟元の部分だけしっかりしているブラジャーのような襦袢を着ると良いでしょう。また、二部式襦袢を使えば、下半身は浴衣のみになるので涼しいですよ。

②半襟をつける

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(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

大人っぽく浴衣を着付けるのであれば、半襟をつけましょう。半襟とは、襦袢の襟に重ねる襟の事です。普通、襦袢だけだと白色になりますが、半襟をつけることで刺繍がついたり、色がついたりします。浴衣のカラーや柄に合わせて半襟を選びましょう。

半襟は襦袢に縫い付けるのが一般的です。しかし最近では、半襟用のテープが売っているので、誰でも簡単に半襟を襦袢に取り付けることができます。半襟は、華やかでゴージャスな着こなしを楽しみたい方におすすめですよ。

③重ね襟をつける

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(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

重ね襟とは、襦袢と着物の間にのぞくカラフルな襟の事です。着物の着付けでも振り袖や留袖など華やかな着こなしの時にしか登場しません。この重ね襟をつけることで、一気に全体の雰囲気が変わるので、浴衣でも試すといいでしょう。浴衣の柄の色をセレクトすると失敗し難いです。

【帯編】浴衣を着物風に着付ける方法3選

①お太鼓風結び

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(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

浴衣を着物風に着付ける場合、帯に注目することで手っ取り早く着物風の着方ができます。また、浴衣の帯を工夫すると一気に大人っぽい着こなしになるのでおすすめです。着物の帯結びでオーソドックスなお太鼓結びを浴衣で再現すると、大人っぽく着物風の着付けが楽しめますよ。

本来のお太鼓結びには、帯揚げ・帯枕・帯締めといくつかアイテムが必要になりますが、この結び方ではそういったアイテムが必要ありません。半幅帯という浴衣の時に使う帯さえあれば出来上がるので、気軽にできます。浴衣でお出かけしたい時などにおすすめの結び方です。

②貝の口結び

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(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

浴衣が子どもっぽく感じてしまう方の原因の大半が、文庫結びにあります。浴衣の一般的な結び方である文庫結びは、リボンを背中で作るためどうしても子どもっぽくなってしまうのです。帯の結び方を文庫以外にすることで大人っぽい浴衣の着こなしが楽しめます。

貝の口結びは、男結びとも呼ばれる結び方です。やり方も簡単ですし、平面的な結び方なので椅子に座った時などに楽なのが魅力的です。大人っぽい柄の時などに合わせやすい結び方なので、覚えておくといいですよ。

③カルタ結び

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(画像=Photo by Koji Ishii、BELCYより引用)

カルタ結びも大人っぽい結び方です。こちらも平面的な結び方なので動きやすいですし、着崩れもしにくいです。柄のついている帯や浴衣の柄が着物のような古典的な柄の時におすすめの結び方です。やり方も非常に簡単で、文庫結びより楽にできるので、初心者さんにもおすすめの結び方です。

浴衣の時は、文庫結びにしなければいけないと思われがちですが、そんな事はありません。逆に浴衣は和装の中でも最も格式の低い街着なので、自由な着こなしが楽しめます。半幅帯を2つ使ってオリジナルの結び方を楽しむ事も出来ますから、是非色々な結び方を研究してみてください。

【小物編】浴衣を着物風に着付ける方法3選

①帯締めをする

浴衣を着物風に着付ける11のテク!大人女性のための上品な着こなし術!
(画像=Photo by 、BELCYより引用)

浴衣を着付ける時に、小物で着物風を出すのであれば断然帯締めがおすすめです。帯締めとは、本来お太鼓結びの帯を固定させるためのアイテムです。帯の中央に来る紐のことを指します。これを浴衣の帯にも使う事で、着物らしい着こなしとなります。

帯締めは、安いものであれば1000円程度で購入することができるので、手が届きやすいのも魅力の一つです。また、金銀の糸が入っているものや飾りがついているものもありますから、浴衣の柄や色に合わせると良いでしょう。帯締めには帯留めをセットにすることもできます。

帯留めをお腹の真ん中に持ってくることで華やかに見えますし、着物風の着付けになります。帯締めだけ物足りない場合は、帯留めもセットにして着こなしてみましょう。帯留めは自分の好きなデザインや、浴衣のデザインに合ったものをチョイスするのがおすすめです。

②帯揚げをする

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(画像=Photo by 、BELCYより引用)

帯揚げとは、帯枕とセットで使うアイテムです。帯の上から出る布のことで、着物ではメジャーなアイテムとなっています。本来浴衣では使わないのですが、着物風の着こなしを楽しむのであればおすすめです。浴衣の場合、帯枕は使わないので、帯揚げだけをプラスしましょう。

帯揚げには様々な色があります。帯からちょっとしか出ないアイテムですが、帯揚げの色によって全体の雰囲気が一気に変わるので重要です。全体のバランスを見ながら、浴衣の色や帯の色などに合うようにしましょう。グラデーションになっているものをチョイスするのもおすすめです。

③かんざしをつける

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(画像=Photo by 、BELCYより引用)

かんざしを浴衣にプラスすることで、大人っぽく着物風の着こなしが楽しめます。大人っぽく着こなすのであれば、プラスチックではなく、金属製やべっ甲製のかんざしを選ぶと良いでしょう。また、装飾も派手すぎないものを使うのがおすすめです。

かんざしを浴衣と組み合わせる場合、ヘアスタイルにも気を遣うと良いです。浴衣の時は華やかな髪型にしがちですが、かっちりとした和装ヘアにすることで、着物らしい雰囲気が出ます。和装ヘアはトップにボリュームを持たせ、前髪を横に流すのがポイントです。

また、和装ヘアは自分でやるのが難しいヘアスタイルでもあります。