マーク・ハミル Photo: John Salangsang/Shutterstock
マーク・ハミルが、ウクライナで使用されている空襲警戒アプリに音声を提供していることがわかった。
俳優マーク・ハミルといえば、世界的な人気をほこるスペースオペラ『スター・ウォーズ』シリーズにて、旧三部作の主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたことで知られている。
そんなマークが、現在ロシアから軍事侵攻を受けているウクライナを支援するため、ウクライナの防空システムと連携したアプリ「Air Alert」に音声を提供しているという。
このアプリはウクライナ国民にロシアのミサイル、爆弾、もしくは爆発を起こすドローンがおそってくるかもしれないと警告するもので、アプリが作動すると「注意、空襲警報だ」「油断するな」「過信は弱点につながる」といったマークの声で呼びかけられるようになっている。また空の危険が去ると、「空の警戒は終わった」「フォースとともにあらんことを」というアナウンスが流れるようだ。
マークはAP通信のインタビューで、「ひどい状況下でありながら驚異的な回復力を見せたウクライナに感動している」とし、アプリの音声を『スター・ウォーズ』風に仕上げることが、「自分なりの支援になるのではないかと感じた」と明かした。
「(『スター・ウォーズ』のような)善と悪のおとぎ話は、ウクライナで起こっていることと共鳴している」と述べたマークは、「ウクライナでは食糧不足や停電で人々が本当に苦しんでいる。一方で、私は快適に暮らしている。できる限りのことはしたいという気持ちになるじゃないか」と付け加えた。
実際にアプリを使用しているウクライナの男性は、「ハミルが私たちに力を与えてくれている気がする」と語っている。
なお、マークはアプリへの音声提供だけでなく、前線にいるウクライナ軍に偵察用ドローンを購入するための資金集めも行なっている。