また、今回の会費の金額設定について、13日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は〈ゆたぼん誕生日パーティーの「会費1万5000円」はぼったくり価格だった? 実際は“7000円の内訳”疑惑〉と題して報道。誕生日会が開かれたとみられる会場を推定した上で、利用したプランは「一人当たり7000円ほど」だったと推察し、会場側に支払う料金の約2倍の価格設定になっていた可能性を指摘した。
ラグジュアリーな会場を押さえて参加者をもてなすための出し物なども用意するので高額になるという事情はあるようだが、やはり「中学生の誕生日会」で大金が動くことに対しては批判的な意見が多く、ネット上では「周りの大人が子どもの誕生日会をお金儲けに使っているのでは」と疑う声も上がっている。
さらに、クラウドファンディングで購入した車の売却をめぐっても波紋が広がっている。ゆたぼんは「日本一周して全国の不登校児やその保護者らと触れ合って元気づけたい」という目的を掲げ、クラウドファンディングで487万円の資金を集め、そのうちの約300万円を使って1.1tトラックを改造した専用車「ゆたぼんスタディ号」を用意した。
6月から11月までかけて日本一周の旅をやり遂げたが、ゆたぼんは今月10日に投稿したYouTube動画で役目を終えたスタディ号の売却を発表。「スタディ号をほしいという人に売ろうと思います」と「さらに改良して旅してもいいし、スタディしてもいいし、人助けしてもいいし、自分専用にしてもいい。買いたい人は問い合わせフォームに連絡ください」などと呼びかけた。
日本一周という目的を達成した後なので、スタディ号を売ったとしても規約違反などには当たらないとみられているが、クラウドファンディングで集めた資金の大半が車両の購入費や改装費などにつぎ込まれている。当然、売れば「利益」が発生するわけだが、ゆたぼんはその使い道について触れていない。これに対して、ネット上では「クラファンで集めたお金で買ったものを売るってモラル的にどうなの?」「せめて売ったお金はどこかに寄付すべきでは」「支援者の思いがこもった車のはずなのに企画が終わったら速攻で売るって……」などと批判的な意見が多く集まっている。
こうした一連の騒動が起きるのも話題性の高さゆえといえそうだが、約1年3カ月後には義務教育期間が終了して「不登校の冠が外れ、ただのYouTuberになってしまう」という問題もあり、今後どのように立ち回っていくのかという部分でも注目を集めそうだ。