子供の名づけによく使われる「翔」の意味や由来についてご紹介します。ポジティブなイメージが強い翔は、子供の名前に取り入れるのにふさわしい漢字と言えるでしょう。翔の意味や由来を学び、どのような思いを子供の名前に込めていくか決めてみてください。
【翔】の漢字について
「飛翔」などの言葉に使われる翔という漢字ですが、子供の名前につける親も多くいます。子供の名前をつけるときに大切になるのが漢字の意味や由来。
まずは翔の意味や由来についてチェックしていきましょう。どのようなイメージが翔にあるのかを把握しておくことで、子供の名前をつけるときに役立つのではないでしょうか。
読み方
翔は音読みで「ショウ」、訓読みで「カケ(ル)」「ト(ブ)」と読みます。名前で翔を使う場合は「カ」「ト」といった読み方でも使うことが可能。組み合わせ方によって翔の読み方が変わってくるので、どういった漢字と合わせるのかも考えながら決めてみてください。
読み方は名前全体の雰囲気を決めます。柔らかいイメージにしたいのか、かっこいいイメージにしたいのかも考慮に入れて決めると良いのではないでしょうか。
画数
名前を決める上では画数も重要なポイントになります。姓名判断では漢字の画数によって人柄が変わるとも言われているため、これからどんな人に育ってほしいのか考えながら画数を選んでいくことも大切。翔の画数は12になります。
姓名判断において、12の画数は秀でた才能を持つという意味。しかし才能が秀でているがゆえに孤立してしまうこともあるとされています。その点も踏まえた上で使用する漢字を決めると良いでしょう。
由来
翔という漢字が誕生した由来には諸説あります。翔の偏として使用されている「羊」が「ヨウ」と読めることから同じ読み方である「揚」と同一に考えられるようになりました。
揚には「上がる」という意味を持つため、そこに羽が加わることで「羽を備えて空に上がる」という意味の漢字として用いられるようになります。このようにして誕生した翔は「飛翔」など空を飛ぶのを表す言葉として使われてきました。
意味
翔は、「空高く飛ぶ」という意味を持つ漢字です。主に鳥が高く飛んでいる姿を表すときに翔が多く使われてきました。空を飛ぶ鳥は各地へ渡ることから、翔は「さまざまな場所を巡る」「あちこちへと渡る」といった意味も持つようになっています。
いずれの意味も子供の名前につけるにはふさわしいものと言えるでしょう。子供が良い人生を送れるように翔を名前につける親もたくさんいるようです。
イメージ
漢字の意味と同じように、空を悠々と飛んでいくというイメージが強くあります。自由に空を飛ぶことから「自由」や「希望」といったイメージを翔という漢字に抱く方も多いのではないでしょうか。誰にも縛られず自分自身の才能を伸ばしていくというイメージもあります。
また、翔は全体的に爽やかな雰囲気も感じられるのが魅力。大空を想起させることから爽やかなイメージを抱きやすいのでしょう。男の子につける漢字というイメージがあるかもしれませんが、女の子の名前に取り入れても素敵なはずです。
【翔】に込められる想いとは
子供に名前をつけるとき漢字に想いを込める親はたくさんいるはずです。どのような人に育ってほしいのか、どのような人生を歩んでほしいのかなどを考えながら子供の名前を決めていくようにしましょう。
翔に込められる想いについてまとめました。どれもポジティブな想いばかりなので、子供の名前をつけるときの参考にしてみてはいかがですか。
空を飛ぶ鳥のように自分の人生を自由に駆け回ってほしい
翔は、空高く飛ぶというイメージが強い漢字です。自由に空を飛んでいる鳥のように、自分が思うように人生を謳歌してほしいという気持ちを込められるのではないでしょうか。
自分がやりたいと思ったことにチャレンジし、持って生まれた才能を生かせるような人になれるようにという気持ちを込めて名前をつけると良いかもしれません。1つのところに止まらない力強さも感じられます。
高い目標にも果敢に挑戦できる人になってほしい
空高く飛ぶというイメージから、高い目標にも果敢に挑戦できる人になってほしいという意味も込められます。チャレンジ精神のある人になってほしいときにもぴったり。
ハードルが高い物事に対して尻込みしてしまうことが多いかもしれませんが、それを乗り越えて頑張ってほしいという気持ちを翔という漢字に取り入れられるのではないでしょうか。向上心のある人に育ってほしいときにふさわしい思いの込め方です。
困っている人に駆けつけて助けられる人になってほしい
翔は空高く飛び、いろいろな場所へ飛び回れるという意味があることから、困っている人がいたらすぐに駆けつけられる優しい心を持ってほしいという気持ちを込めることができます。自分だけでなく相手のことも思いやれる人になれるように想いを込めてみてください。