仁左衛門と一党たちが狙いを定めたのは、公儀が将軍上洛のために京へ投入する莫大な御用金だ。時を同じく、安部式部(國村)もまた老中から将軍上洛の警護の下見を兼ねて京へ行くことを命じられていた。一方、京では京都所司代・蒼井主膳正(八嶋)が、 御用金に群がる公家たちと幕府の調整に難儀していた。そんな蒼井が目を掛けるのは、京の有力な大店の今津屋。その女将(おかみ)・おつる(原田)は、亡くなった先代との約束を果たすために商売に励んでいた。しかし、おつるはある出来事を契機として、己の立場を利用して不正に手を染める蒼井に弱みを握られてしまい、道を踏み外してしまう――。
中井は「大変長らくお待たせいたしました、雲霧仁左衛門が帰ってまいります。このたびは京都を舞台に雲霧一党、ひと暴れさせていただきます」と力強くアピール。
國村も「シーズン1が始まった時、まさかこの作品がシーズン6を迎えることができるとは思いもしませんでした。シーズン6は、今までとは少し違ったテイストに仕上がるのではないかと想像しています。ご覧いただき、皆さんに新鮮な印象を持って受け取っていただければうれしいなと思います」とメッセージを寄せている。