子供の名前につけることも多い「陽」の意味や由来についてまとめました。名づけをするときは「どんな漢字を使おうかな」と迷う方も多いのではないでしょうか。子供の名前にもぴったりな「陽」の意味や由来を把握し、素敵な名前をつけるようにしましょう。
【陽】の漢字について
「陽」は子供の名前につけることが多い人気の漢字です。多くの人の名前で見かけることができますが、実際にはどのような意味や由来があるのでしょうか。
子供の名前をつけるときは漢字の意味・由来を知っておくことも大切。陽に関する基本的な情報をチェックしていきましょう。
読み方
陽は音読みで「ヨウ」、訓読みで「ヒ」と読みます。名前に陽を使った場合は「ハル」「アキ」「アキラ」「タカ」「ナカ」「ヤ」といった読み方ができます。
読み方のバリエーションが豊富なのも陽の特徴。合わせる漢字によって読み方が変わってくるので、その点も意識して名前を決めてみてはいかがですか。
画数
子供の名前をつけるときは画数も重要なポイントになります。名前の画数によってさまざまな人柄が表されるので考慮に入れておきましょう。
陽の画数は12。姓名判断において12の画数は才能に恵まれることを意味しています。ただし才能に恵まれすぎて孤立してしまうパターンもあるようなのでその点には気をつけてください。
由来
陽の偏に当たるこざとへんは、古来より神様が使う梯子という意味を持っています。ツクリに関しては下の部分が台座、上にある日が光り輝く宝を意味しており、それらを組み合わせたのが陽です。
神様に由来する神聖な宝が輝く台座を表し、そうしたイメージから太陽を表す漢字として使われるようになりました。子供の名前につけるのにはふさわしい由来を持っていると言えるのではないでしょうか。
意味
日の当たる場所や日向といった意味を持っています。また、陽のツクリに当たる易は中国においては積極的な行動を意味しているともされ、アクティブに行動ができる状態を表していると言えるでしょう。
陽には活動的・社交的といった意味があり、元気いっぱいな子供に育ってほしいときにもぴったり。全体的にポジティブな意味を持った漢字となっています。
イメージ
太陽に使われる漢字であることから、活発で明るいイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。積極的かつ社交的という雰囲気も陽には感じられます。
太陽によって五穀豊穣が見込めることから、豊かで生命力があるというイメージも持たれやすい漢字と言えるでしょう。良いイメージを抱かれることが多い漢字なので、男の子・女の子共に名前につけられることが多いです。
【陽】に込められる想いとは
続いては、陽に込められる思いについてもチェックしていきましょう。子供に名前をつけるときは親の気持ちを込める場合がほとんどです。陽にはどういった気持ちを込められるのか把握して、名づけの際に役立ててみてください。
明るく周りを照らすように育ってほしい
太陽のように周りを照らすことができる子に育ってほしいという思いを陽という漢字に込めることができます。自分だけでなく、周りも明るく照らせるような人は信頼を得やすいのではないでしょうか。
周囲からの信頼が厚く、リーダーシップが取れる人になってほしいという気持ちも込められるはずです。常に周りに気を使い、みんなで手を取り合って努力ができる子になるようにという願いを陽という漢字に託してみましょう。
春のように朗らかな子になってほしい
名前として使うとき、陽は「ハル」と読むこともできます。ハル=春というイメージもわくことから春のように朗らかな子になってほしいという気持ちも込められるのではないでしょうか。
春生まれの赤ちゃんにつけるのにもぴったり。春を感じさせる爽やかな雰囲気を名前に添えることができます。春は植物が芽吹く季節でもあり、新たな命がスタートを切るのにふさわしい時期と言えるため名前に込める願いとしてふさわしいと言えるでしょう。
豊かで実りのある日々を過ごしてほしい
太陽がよく当たる場所は植物がよく育ちます。そんなイメージから、豊かで実りのある日々を過ごしてほしいという気持ちも陽という漢字に込められます。
たくさんの人と社交的に接し、自らの才能を開花できるような人生を歩んでもらえるように願ってみてはいかがですか。陽が名前についていることで、きっと充実した日々を過ごすことができるはずです。