ハワイでレンタカーを利用するのを躊躇してしまう最も大きな理由が、日本とハワイの交通ルールの違い。
今回は、日本ではダメで、ハワイでは大丈夫な交通ルールのひとつが変わるかもしれないという話題をお届けします。
ハワイのバイク・ヘルメット事情
ハワイ旅行に出かけて空港からワイキキまでの移動時、ヘルメットを被っていないライダーを見かけることはありませんか。
テレビ番組などでもタレントがハワイでバイクに乗っている番組が放送されることがありますが、ヘルメットを被らないで運転している方も多いです。
ハワイではバイクやモペット(スクーター)等への乗車時、日本とは異なりヘルメットを被ることが義務づけられていません。
これは一般道だけではなく、フリーウェイなどを走行するときにも同様です。
ただし、目の保護のためにサングラスやゴーグルの着用は必須とされています。
また18歳以下の人はバイクを運転する時も同乗する時も、ヘルメットの着用が義務づけられています。
アメリカでは州によりさまざま
日本の交通ルールは国で統一されていますが、ハワイを含むアメリカでは州ごとに交通ルールが少しずつ異なっています。
バイクのヘルメットに関しても同様で、カリフォルニア州、ジョージア州、マサチューセッツ州、ネバダ州、ニューヨーク州、オレゴン州など20の州ではすべてのバイカーにヘルメットの着用が義務づけられています。
一方、アリゾナ州、コネチカット州、フロリダ州、ケンタッキー州、オハイオ州、テキサス州など27の州ではハワイ州のように特定のバイカーだけにヘルメットの使用が義務づけられています。
また、ヘルメットについての法律のない州もあります。
ただ、事故が増えていることなどもあって全バイカー(同乗者を含む)のヘルメットの着用率が2010年には54.3%だったのが、2019年には70.8%と過去10年で向上しています。