・BTSのジミンがYouTubeチャンネル『Pixid』に出演し、地方ファンとの交流を行った。
・チャットでファンの想いを知ったジミンは、感極まり感動の涙を流している。
・地方ファンならではの苦労や、ジミンが涙したファンの温かいコメントとは?


BTSのジミンがYouTubeチャンネル『Pixid』に登場

3月26日、BTS(防弾少年団)のジミンがYouTube(ユーチューブ)チャンネル『Pixid』に登場し、話題となっている。

『Pixid』はデジタル世界の”Meta”と現実世界の”Universe”に関連した動画を制作する団体が運営しているチャンネルだ。これまでにTWICE(トゥワイス)のナヨンや、SEVENTEEN(セブンティーン)のホシなど、日本でも人気のアイドルたちが動画に登場し、度々注目を浴びている。

今回、ジミンは韓国の”地方ファン”のチャットルームに混ざり、偽物の地方ファン探しをするというゲームに挑戦した。

”地方ファン”は韓国の中でも特に交通の便が悪い地域に住み、推し活に支障をきたす程の環境でアイドルを応援しているファンを指す。

アイドルの公演やイベントが行われるのは、韓国の中でもソウルや釜山など大きな都市であることが多い。

そのため、地方ファンは都市近郊に住むファンに比べてより多くの出費と時間をかけ、推し活をする必要があるのだ。出演者である1人のファンは「交通費だけではなくその他の費用もたくさんかかる。準備費用は5000万ウォン(約500万円)だよ」と告白しており、視聴者に衝撃を与えている。

さらに地方ファンの周囲には同じアイドルを好きなファンが少なく、気持ちを共有できないという悩みもあるという。

そんな苦労をしながらも、好きなアイドルを応援し続けるファンの声に耳を傾けながら、ジミンは動画の終盤で感極まり、涙を流した。一体、ジミンが涙した理由とは?

ゲーム内では地方ファンでないことを他の人々にバレないようにする必要があるため、ジミンは自身のコンセプトをしっかりと決めてチャットに参加した。

彼は”髪を集める(モリルルモア)”というニックネームと、”BTSのジンが推しだが、彼が兵役に行っている間にTXT(TOMORROW X TOGETHER)と出会い、推し休み中の地方ファン”という設定を準備し、気合十分に撮影に臨んでいる。

しかし、チャットルームでの偽地方ファン探しが始まると、地方ファンの間ではすぐにジミンが偽地方ファンであるという疑惑が広がった。

「地方ファンとして一番悲しい時はいつ?」という質問に対し、「もう同じ空の下にいるだけで満足」と発言したジミン。

しかし、他のファンからは「夢が小さいね」「どうしてそれで満足できるの!?」「同じ空の下にいれればいいなら推し活はしないよ」「満足できないから推し活をするんじゃない?」とチャットメンバーから予想外の反応が送られてしまったのだ。

さらに地方の市外局番聞かれた際には、すぐに答えられなかったりと、質問に対する答えや反応が少しぎこちないと疑われ、ジミンは序盤から絶体絶命な状況に。

そんな中で「地方ファンにとって推し活ってなんだと思う?」という質問が登場。

地方ファンたちは次々に推し活やアイドルへの熱い想いを綴った。

「幸せ。私のバーンアウトを守ってくれた人」

「好きなこと。そして不思議と推しに使うお金はあんまり惜しくない!!」

「この話をしたら本当に泣きそうになる。大変な時、彼らのおかげで乗り越えられた」

「辛い時期に彼らからもらったものが大きすぎて、距離が遠くてもそうじゃなくても、彼らに愛でお返ししてあげないと」

「推し活は自分が大変な時に来るって。来て慰めてくれるって」

「そうそう。私は本当に辛かったけど、プレゼントみたいに来てくれた」

「これからはメンバーが疲れたら、私たちが力になって後ろ盾にならないと」

チャットで繰り広げられる地方ファンの想いを目の当たりにし、ジミンは感極まって涙。

彼はインタビューで「こういう皆さんが僕たちを守ってくれているんだと思いながら、もっと恩返しをしないといけないと思いました」と語っている。

地方ファンの苦労や情熱的な推し活の全貌が明らかとなったこの動画には、海外ファンからのコメントも多数書き込まれており、出演者たちの意見に共感する声も多い。

遠く離れた国でK-POPアイドルを応援している海外ファンは、グッズを取り寄せるのも一苦労であり、韓国のイベントに行くためには莫大な経費や時間がかかる他、言語の壁も存在する。

そんな過酷な環境で推しを応援する海外ファンにも、地方から推し活に励む彼女たちの姿は印象的だったようだ。

3月24日、ジミンは1stソロアルバム『FACE』をリリースし、ソロデビューを果たした。彼の今後の活躍にも期待が寄せられている。