「今回、アルピーの2人と柴田の演技を見て、すぐに『あの事件のパロディだ!』と気づくネットユーザーが多かったのも、それだけ衝撃的な出来事だったからでしょう。ただ、これはアルピーが太田プロダクション、柴田がプロダクション人力舎所属だからこそできたネタでは。川島をはじめ、『ラヴィット!』には、紳助の古巣・吉本興業の芸人が多数出演していますが、このネタにさぞかしヒヤッとさせられたと思います」(同)
紳助が引退してからすでに10年以上たっているものの、吉本関係者は、今でもその扱いに慎重のようだ。
「今月18日に放送された『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)では、審査員を務めたタレント・山田邦子が『紳助さんには今朝メールしましたけど、宮崎で見てるようです』と発言。この時、番組MCの今田耕司が慌てて『あんまり情報言わなくて結構です』とストップをかけていました。もちろん、個人情報を勝手に公開すること自体問題ですが、紳助の居場所をマスコミに突き止められないよう、吉本の後輩である今田は、配慮したものとみられています。吉本のタレントは、今もなお紳助を丁重に扱っているようですし、『ゴールデンラヴィット!』のアルピーと柴田のネタにも動揺したかもしれません」(同)
なお、4年前にTBSで放送された『オールスター後夜祭2018秋』では、有吉弘行もハナコに詰め寄る形で、紳助と東京03の事件をパロディ化していた。有吉は太田プロ、ハナコはワタナベエンターテインメント所属と、やはり“非吉本”芸人。TBS的にも事件のパロディ化はOKのようだが、この先も、吉本芸人が大々的にネタにするところは見られないのかもしれない。