「タレントとしての資質はまた別ということでしょう。また、彼女の場合はマネージャー並みに事務処理能力に優れている。卒業前は、後輩メンバーの出演するほぼすべてのラジオ番組にゲスト出演する企画を考案。やりたい旨を運営側に直接持ちかけて、自ら書き上げた企画書を提出していたそうです。乃木坂時代から自らが生きる道を模索し、その結果がクイズと日本史に行きついているわけですが、苦悩した分、自己プロデュース力を身につけたことが今の活躍につながっています」(芸能関係者)

 また、彼女は“人脈作り”も怠らないという。

「クイズ作家として知られる日高大介が、2021年に『ノーナレ』というNHKのドキュメンタリーに出演した際、ちょうど彼が構成を手がけている『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)に出演した山崎は『ノーナレおもしろかったです!』と番組を見たことを伝えた上で、自著『れきしの時間』(幻冬舎)を贈呈するなど、アピールも欠かさなかった。そんな山崎は、昨年12月からインターネット番組『山崎怜奈の#ダレマナ ~誰かに学びたかったこと~』(GYAO)をスタートさせていますが、その初回ゲストに日高を呼ぶなど、キャスティング能力にも長けています。在籍していた頃から自らの意志で動いていた山崎。それを許容していた運営側も味方に付けて、守備範囲を広げていったのでしょう」(同)