一旦クールダウンするかのように、「ijo」と「yugi」をしっとり届けると、「Falling」ではサックスの西内をフィーチャー。アウトロではピンスポットを浴びてソロを聴かせ、闇夜に響き渡るサックスの音色が何とも心地いい。そこからもう一度ホーンセクションの3人が揃うと、カラフルな照明の中で「しあわせ」を披露。途中からウォーキングベースに変わると曲調が一気に華やかさを増して、大編成ならではの盛り上がりを見せていく。ジャジーなピアノイントロから始まる「ごきげんよう さようなら」も途中からジワジワと演奏の温度が高まっていき、ラストはサイケデリックなサウンドスケープを浮かび上がらせた。
「早いものであと2曲でお別れなんですけど、ここに来れたのはみなさんのおかげだと思ってますので、ホントにLoveです。また遊びましょう」と話して、荒谷が「Love」を歌い始めると、ここで2組目のゲストとしてラッパーのSkaaiが登場。歌とラップのスキルを高いレベルで兼ね備えるSkaaiのパフォーマンスに大きな拍手が贈られ、荒谷とSkaaiが熱量高くフェイク合戦を繰り広げたアウトロは、この日随一の名場面だったと言っていいはずだ。さらに、荒谷がいつになく高いテンションでメンバー紹介を行い、「今日はもう一人、特別なゲストがいます」と鈴木真海子を呼び込むと、場内からは大歓声。このメンバーが揃って披露されるのは、もちろん新たなアンセムとなった名曲「tokyo」だ。それぞれの東京に対する想いを綴ったSkaai、鈴木、荒谷のマイクリレーから、最後は会場中が一体になってフックを合唱し、素晴らしい雰囲気で本編が締め括られた。
アンコールでは福岡を走る国道線をモチーフにした「202」で地元愛を示しつつ、ロマンチックかつサイケデリックといういかにもyonawoらしい「蒲公英」を披露。鳴り止まない拍手に応えてのダブルアンコールではメンバー4人のみがステージに現れ、田中が「最後は4人で締めたいと思います」と話し、斉藤が「今日のために作りました」と言って、未発表の新曲「stay」を演奏。フェイザーのかかったギターが耳に残るミドルテンポのダンスチューンでもう一度フロアを揺らすと、「今日3月18日はマネージャーの番さんと初めて会った日なんです」という裏話を語り、福岡からこの日会場に来ていたという親への感謝を伝え、「まだまだ音楽やれたらいいなと思っていますので、ぜひみなさんお付き合いください」と話し、場内を盛大な拍手が包む。最後は「番さんと出会った、原点の曲」という紹介から「矜羯羅がる」が披露され、デビュー3周年を祝うメモリアルな一日が幕を閉じた。
<ツアー情報>
『yonawo presents “tokyo” yonawo × 鈴木真海子(Band Set)× Skaai』
6月24日(土) 福岡・DRUM LOGOS
開場16:30 / 開演17:30
(問)スペースシャワーネットワーク 福岡オフィス
6月30日(金) 東京・Spotify O-EAST
開場18:00 / 開演19:00
(問)HOT STUFF PROMOTION
TEL:03-5720-9999
7月2日(日) 大阪・服部緑地野外音楽堂
開場12:00 / 開演13:00
(問)YUMEBANCHI
TEL:06-6341-3525
※大阪公演のみ他出演者あり
【チケット情報】
前売:5,500円(ドリンク代別途必要)
■オフィシャル先行
受付期間:3月26日(日) 23:59まで
提供元・ぴあエンタメ情報
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