一旦、腐食したらもうダメです。終わりです。で、それを起こさないためにゴールドCDというのが考えられまして。ゴールドは腐食しないので。でもゴールドCDだと、若干音が甘いっていうか、柔らかいというか。そういうことになりまして。いろいろなかなか大変でして。CDがそんなに永遠に続くなんて、誰もあの時代、思って作ってませんので。先のことは何も考えてないんです」と一旦、アルミが腐食してしまうともうどうしようもなくなってしまうと話す達郎さん。
そして、CDの劣化を防ぐための対策としては「除湿」しかないと話します。「一旦腐食したら諦めるしかありません。従って、腐食を防止するには除湿です。湿気……特に梅雨の時とか、そういう時には一生懸命、除湿機をかけてですね。レコードの保管をしてるところを乾燥させておくという、そういう非常に消極的な手段で行くしかございません」と話していたのでした。
以前、オールナイトニッポン55周年特番で自身の6万枚にもおよぶレコードコレクションの保管・管理について話していた際にもアナログレコードのカビ対策として、レコードルームを徹底的に除湿していると話していた達郎さん。CDについても除湿が大事だという学びが得られるトークでした。しかし、アナログと違ってCDはデジタルのため、一旦アルミが腐食してしまうと、もうどうしようもなくなってしまうというのはなんとも厳しい……。コレクションはデジタルデータ化してバックアップする必要がありそうですね。