また、彼らがクローズアップされた当時は時代的な追い風もあったという。

「『M-1』でブレイクした翌年、世界はコロナ禍に突入。『ステイホーム』が叫ばれ、人々は不自由な生活を余儀なくされました。さらに毎日、感染者数や死亡者数が伝えられ、生活しているだけでも心が疲弊していく日々。そんな中、ぺこぱの優しい笑いはさらに浸透していきました。しかし、昨年末の『M-1』で、ウエストランドが、いわばぺこぱの逆を行く毒舌漫才で優勝したのです。これは、世間が人への『ディスり』をある程度許容できる空気になってきたという見方もでき、大きな転換点になったといえるでしょう」(同)

 ぺこぱは『ぺこぱポジティブNEWS』(テレビ朝日系)、『ぺこぱのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)が3月末で相次いで終了する。彼らが所属するのは、スギちゃん、ダンディ坂野、小島よしおなど一発屋芸人も多く在籍するサンミュージックプロダクション。果たして、ぺこぱは息の長い芸人になることはできるのだろうか。