ランジェリーの捨て方がわからない。それが理由でついつい手放せないというお悩み、多いようです。今回はランジェリースタイリストの高野いづみさん(日本ランジェリースタイリスト協会正会員)に、ランジェリーの中でも難易度が高めのワイヤー入りブラジャーについて捨て方のアドバイスをいただきました。

DRESS読者のみなさま、はじめまして。
ランジェリースタイリストの高野いづみと申します。

普段は会社員をしているかたわら、お客様のご希望やお悩みに合わせてランジェリーのブランドをご紹介しながら一緒にお買い物に行ったり、下着の基礎知識をお伝えする出張フィッティング会を開催したりと活動しています。

私が普段、「ランジェリースタイリストとして活動しています」と自己紹介をすると、「ちょうど買いたいと思ってた!」「ここに悩んでいて……」「これって必要って聞くけどどうなの?」とさまざまな反応やご質問をいただくのですが、その中でもこっそりと聞かれる頻度が多いのが、「そろそろ変えなきゃと思ってるけど、どう捨てたらいいか分からなくてそのまま使ってしまってる……」というもの。中高生の方からご年配の方まで、ご年齢問わず皆さん密かに悩まれている印象があります。

確かに、選び方は友人同士でおしゃべりしているときの話題に上がることがあっても、捨て方って今さらな感じもするし、なんだか恥ずかしいしなかなか話しづらいですよね……。

そんな方に向けて、替え時を迎えたブラジャーのおすすめ処分方法を3つご紹介します!

今回、分解したのはワイヤー入りのブラジャー

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=『DRESS』より引用)

今回、分解用として用意したのは、一般的な肩ストラップ付き&ワイヤー入りで、レースの装飾があしらわれたブラジャーです。

使用するのは、ハサミだけ。

処分方法1.バラバラに分解してからゴミ箱へ

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=まずは肩紐のストラップ部分をカット。、『DRESS』より引用)

一番シンプルな方法です。
もちろん分解せずにゴミ箱へ、という手段も取れるのですが……どうしても目立ってしまいやすい製品ですし、防犯上の観点からもそのままゴミ捨て場へ出すよりも分解した方が安心して処分できるかと思います。

また、ワイヤー入りのブラジャーの場合、ワイヤーは金属なので分別の対象となります。環境にも配慮しつつ、これまでバストを守ってくれたことに感謝をこめてブラジャーを分解しましょう。

分解するときのポイントは以下の通りです。


・布やナイロン、金属(ワイヤーやホックなど)の素材ごとに分解する
・パーツを大まかに分けて、ブラジャーの原型を認識しにくい形にする

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=白く飛び出ているパーツがワイヤー(金属)です、『DRESS』より引用)
相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=左半分だけ分解したところ、『DRESS』より引用)

ちなみに、ランジェリースタイリストであると同時にランジェリーオタクでもある私は、分解しながら「このパーツがあったことでこんなシルエットになっていたのか……!」「こんなところに隠し布が!!」みたいな要素を発見して楽しんでいます。

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=分解が完了したところ、『DRESS』より引用)

ここまで分解すれば、元がブラジャーだとは分かりにくいですよね!

忙しい日常の中でなかなか処分に手間をかけられないことも多いかと思いますが、ちょっと楽しみながら分解してみるのもおすすめです。

処分方法2.パーツリメイクで命を吹き込む!

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=分解したブラジャーのレースと刺繍をメガネケースに貼ってリメイクしてみました、『DRESS』より引用)

ランジェリー愛好家のみなさまに多いと思われるのが、「このブラとてもお気に入りだったから処分するのが悲しい……」「この刺繍がとても好きなのに……」というパターン。

ランジェリーの楽しみ方のひとつとして、華やかな刺繍や繊細なレースがお好きな方も多いと思います。そんなときは、刺繍やレースだけ外してリメイクしてしまいましょう!

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=『DRESS』より引用)

処分する理由としては、布やストラップが伸びてしまったり、ワイヤーが曲がってしまったりと「下着としての機能が保てなくなった」というのが多いと思います。刺繍やレースだけ外してリメイクしてしまえば、いつまでも手元に置いておくことができますね! 刺繍やレースを外したあとは、「捨て方1」のように分解して処分しましょう。

処分方法3.ブランドのリサイクルキャンペーンに持っていく

「捨て方1」や「捨て方2」以外の方法としては、各ブランドがリサイクルキャンペーンを開催していることがあります。店舗に設置してあるボックスや、袋に入れたまま店員さんに預けると回収されてリサイクル資源になる取り組みです。

キャンペーンを利用することで、処分の手間が少なかったり、キャンペーンによっては割引券をもらえたりすることがあるのは嬉しいですよね! 理解のあるランジェリーブランドさんにであれば、安心して処分をお願いすることもできそうです。

一方で、キャンペーンの開催タイミングはブランドさん次第なので開催されるまで処分予定のブラを持っておかなければいけないという難点もあります。開催期間や受け取り店舗、回収対象についてはブランドごとにそれぞれですので、各ブランドのキャンペーン詳細をご確認ください。

■手放して、また出会う。ランジェリーライフを楽しんで!

ブラジャーの処分方法としておすすめを3つ、ご紹介しました。
お気に入りのブラジャーを処分するのは寂しい気持ちもありますが、また新たに自分を支えてくれるブラジャーとの出会いを願って、ありがとうの気持ちとともに手放してみてはいかがでしょうか。

「捨てにくいから新しいのが買いづらい……」というお悩みが解消される一助になり、皆さんが前向きにランジェリーライフを楽しんでいただけたら嬉しいです!

Text:高野いづみ

高野いづみ プロフィール

相棒に感謝を込めてお別れ。恥ずかしくない&困らないランジェリーの処分方法3選(ブラジャー編)
(画像=『DRESS』より引用)

ランジェリースタイリスト / 下着カウンセリングTwinkle代表

自身が中学生のころ、自分の身体に合ったランジェリーに出会ったことで密かな勇気を得た経験から、学生時代に「中高生向け下着カウンセリングTwinkle」を立ち上げ。以来、中高生をはじめとして幅広い年齢を対象に、フィッティング会やお買い物同行のサービスを提供中。


提供・DRESS(「人生を守る知恵、未来を歩く地図」となる言葉や人物、文化を伝えるウェブメディア)

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