青森のなまりは特徴的で聞き取ることがとても難しいことで有名*今回はそんな青森県の方言について青森県在住の筆者が徹底解説いたします◎彼や彼女に言われてみたいかっこいい&かわいい方言もご紹介!難解な青森の方言を皆さんはどの程度理解できるでしょうか?是非最後までチェックしてみてくださいね♪

皆さまこんにちは、青森ご当地ライターのAyakaです*

全国各地に方言は存在しますが、その中でも青森のなまりは特徴的で聞き取ることがとても難しいことで有名です。

同じ青森県民同士でも、津軽弁と南部弁の方が会話をすると全く通じないこともあるんだとか!

特に津軽弁は独特の言い回しとなまりがあり、他県の方が聞くとまるでフランス語のように聞こえる!と全国放送のテレビ番組でも取り上げられたことがあります*

今回はそんな青森弁について青森県在住の筆者がたっぷり解説させていただきます。

是非最後までチェックしてみてくださいね◎

青森弁には3種類ある!?

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

青森県の方言は地域により、大きく3種類の言葉に分かれています。

青森県の西側が「津軽弁」、東側が「南部弁」、そして北側が「下北弁」となっています。

ただし、青森県の丁度中央に位置する青森市などは津軽弁と標準語を混ぜたような言葉も多いです。

青森市が青森県の県庁所在地であることが標準語も混ざっている理由の一つかもしれません◎

津軽弁の特徴

津軽弁は標準語と比べて会話中の単語と一文が極めて短いのが大きな特徴です。

また濁点がつく言葉が多く強い口調に聞こえ、男性的な雰囲気ははじめてだとキツい印象を受けるかもしれません。

南部弁の特徴

一方南部弁は津軽弁と比べて柔らかいおっとりした話し方が特徴で、女性的な優しい雰囲気があります。

また南部弁の特徴として、動詞の語尾に 「べ」や「べえ」が用いられることが多いです。

下北弁の特徴

下北弁は津軽弁よりは比較的なまっていないと言われています。

津軽弁や北海道の方言と似た面がある一方、独自の表現や音韻ががみられます。

青森県の方言は津軽弁と南部弁の2つに 分別されがちですが、下北弁もお忘れないように◎

青森弁はイントネーションの他に単語や言葉が短縮されている特徴があります。

これは青森が豪雪地帯で、冬場はとても寒いことが関係していると言われています。

雪や吹雪で寒い中、あまり口を開けずに会話ができるように言葉が短縮されたそうです◎

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

青森県の気候は年間平均気温11.0度と冷涼で年間を通して涼しく過ごしやすく、全国的に台風が少ない地域としても知られています。

また、同じ青森県でも地域により積雪量は異なり津軽地方は多量の雪が降りますが、太平洋側の八戸市などは冬でも乾燥した晴天の日が続きます。

そのため西側の津軽地方ではスキー、東側の南部地方ではスケートが盛んでウィンタースポーツにも違いが見られます◎

津軽弁vs南部弁

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

青森県内では有名な話ですが、昔から津軽弁を使う津軽地方と南部弁を使う南部地方は仲が悪いと言われています。

青森県の中央には八甲田山という大きな山がありこの両方の地域を分断していました。

八甲田山は豪雪地帯で、当時は険しい山道を横切ることがとても難しかったようです。

そのため、二つの地域間の移動は難しく交流が少なかったと予想されます*

他にも津軽と南部の人には性格的な違いもあり、津軽人は「派手好きで気さく」という性格に対し、南部人は「地味で人見知り」という印象があります。

しかし両者が対立していたのは過去の話で、現在仲が悪いなんてことはまったくありませんのでご安心くださいね♡

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

郷土に関する意識調査によると、青森県民はなんと東北随一の人見知りと言われているそうです。一方で青森県民は一度打ち解けるとすぐに会話が弾み仲良くなると言われています。

県民が思うイメージは「我慢強い」「まじめ」「素朴」といった意見も多く、温和で照れ屋な「東北人気質」と「じょっぱり」と言われる旧来の頑固さが青森県全体の県民性として根付いている様子がうかがえますよね。