ハリー・ベイリー Photo: Chelsea Lauren/Shutterstock
ハリー・ベイリーが、『リトル・マーメイド』への思いを語っている。
このたび「Edition」誌のインタビューに登場した女優のハリー・ベイリーは、5月26日に公開されるディズニーの実写版『リトル・マーメイド』への世間の反応について、自身の心境を告白した。
【動画】「リトル・マーメイド」本予告編|新たな道を切り開くアリエル!愉快な仲間たちの姿も!|6月9日(金)劇場公開!
ted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen>ハリーは『リトル・マーメイド』にて、主人公アリエルを演じている。
『リトル・マーメイド』は、アニメ映画としても知られているが、アニメ版ではアリエルは白人の少女であったことから、有色人種のハリーが演じることに一部では反発の声もあがっていた。
このような声に対して、ハリーはこれまで沈黙をつらぬいてきたが、今回のインタビューで初めて自らの見解を述べている。
アリエルという大役を担ったことについて「とてもクレイジーな経験」と表現したハリーは、「このような立場にいることを純粋に光栄に思っているし、そのぶん衝撃と、感謝もある。何度も、『これは本当に現実なの?』って、自分の体をつねったこともあった」と続けた。
そしてハリーは、一部からキャスティングへの反発の声があがったことについて「世間の反応を見るのは、まぎれもなくショックだった」と明かしたうえで、黒人が演じたディズニープリンスに、若い有色人種の女の子たちがどう思うかという点に目を向けるべきだと訴えている。
ハリーによると、この少女たちは、これまでアニメ版で見てきた映画とは全くちがうバージョンのアリエルを目にすることになるという。
「私バージョンのこの作品が楽しみで仕方ない。男の子のために海を離れることを決断したというオリジナルのストーリーの視点を、ガラッと変えたんだもの」と語ったハリーは、「それよりもずっと大きなもの。自分自身について、彼女の目的、自由、人生、そして彼女が本当にほしいものについて、それらを描いているの」と説明している。