一方、連ドラ版『のだめカンタービレ』の制作当時を知る業界関係者の間では、こんな話も。
「最初はフジではなく、他局が上野と岡田准一(当時V6)コンビでドラマ化を企画していたそうです。しかし、岡田が所属するジャニーズ事務所が、制作サイドに“主題歌をV6の新曲にするように”と要求したところ、原作者が大反対。それで企画が一旦消滅した後、フジが上野の起用はそのままに、主題曲はベートーヴェンの『交響曲第7番』第1楽章(抜粋)とジョージ・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』を採用する形で、企画を作り直したといいます。その過程で千秋役に選ばれたのが玉木だったのです」(前出・ライター)
結果的に、フジ制作の連ドラ版『のだめカンタービレ』は全話平均18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、スペシャルドラマも1夜目は18.9%、2夜目は21.0%を記録する大ヒット作となった。
「千秋役は本来なら岡田だったものの、玉木に変更され、そして今回は三浦に再変更。いくら千秋役の俳優がチェンジされても、のだめ役の上野は据え置きというわけです。『のだめ』に携わる関係者も“のだめ役は上野以外考えられないと思っているのかもしれませんね」(同)
賛否両論ある上野と三浦のタッグだが、『のだめ』ファンを感動させるミュージカルを作り上げてくれることを祈りたい。