永瀬が扮(ふん)するのは、高校2年生で帰宅部の橘柊。太陽いわく「心の声」が聞こえない不思議な相手だ。もともと感情表現が苦手なのもあるが、親の転勤でこの土地にやって来たのも相まって、友達が高校にいない。嫌われたくないから余計なことをしないタイプで、ちょっと変わった味のお菓子が好き。柊の存在により、4人の恋が動き出していく。

 永瀬は「原作を読ませていただいた時、柊ちゃんのピュアで不器用ながらも何事にも一生懸命な姿がとても印象的でいとおしく感じました。そのあふれ出る魅力いっぱいな彼女を余すことなくお届けできるよう精いっぱい準備して挑みたいと思います。4人の男子高生が繰り広げる恋と友情に揺れ動く、爽やかな甘酸っぱさをぜひ楽しんでいただきたいです。この春一番キュンとする青春ラブストーリーをお届けできるよう、私自身『はるだん』の世界に全力で溶け込んでいきたいと思います」と意気込む。

 香音が務めるのは、太陽いわく「心の声」がよく聞こえる高校2年生・真鍋梨花役。あだ名はリカチ。校内の女子同様、イケメンの青に興味があり、あわよくば彼氏にしたいと思っている。愛されたいから行動するタイプ。実は過去にある秘密を持っている。