服装が周囲に与える印象を考えたことがありますか?自分をどう見せるか、どう印象づけるかは、話し方や表情だけでなく実はファッションでもコントロールできるもの。でも自分のセンスに自信がなかったり、予算が足りなかったりしてなかなか思うような服選びができないと悩む人も多いのではないでしょうか。そこで利用してみたいのが、パーソナルスタイリストや洋服のシェアリングサービス。今回は、その両方を一緒に体験できるサービスを紹介します。
センスに自信がないときの味方、パーソナルスタイリスト
どんな服を選んでいいのかわからない、いつも同じような服を買ってしまう、服装を変えたいけどセンスに自信がない……。
パーソナルスタイリストは、そんなファッションに関する“個人の悩み”に寄り添い、一緒に解決してくれる心強いパートナーです。特定のショップやブランドに属さないので、幅広いアイテムから本当に似合う服、なりたい自分を叶えるためのコーディネートを提案してくれます。
ネットで検索してみると個人で活動する人や、サロンを設けている人など多様なスタイリストがサービスを提供しています。
「私には似合わない」と思いこんでいた服が合わせ方によってしっくりと着こなせたり、勇気がなくて手が出なかった色やブランドにトライするきっかけをもらえたり、パーソナルスタイリストを利用することで「新しい自分」を発見することができます。
ファッションもシェアする時代
そしてもう一つ、ファッションに関する悩みといえば「ファッションアイテムをたくさん買うお金がない」といったものではないでしょうか。
また、「クローゼットがいっぱいで収納に困っている」という人も多いかもしれませんね。そういった悩みを解決してくれるのが、洋服のシェアリングサービスです。
手軽にファッションを楽しめる「airCloset(エアークローゼット)」
例えば「airCloset(エアークローゼット)」はオンラインで手軽にファッションアイテムをレンタルできるシェアリングサービス。ラインアップは普段使いできるものが中心で、スタイリストがネットを通じて利用者のリクエストにこたえる形でコーディネートを提案してくれます。
1回3着セットで借り放題のレギュラープランが月額9,800円(税別、別途返送料300円)。コストパフォーマンスの高さも魅力です。また、返却時はクリーニング不要という手軽さも嬉しいですね。
しかも、気に入った服は購入可能。いくら店舗で試着してから買ったとしても、実際に着て生活してみると素材感が気に入らなかったり、手持ちのアイテムと相性が悪かったりする場合もありますよね。でも「airCloset」ならその心配がないため、無駄な出費を抑えることができます。
パーソナルスタイリストと直接コミュニケーションできる「airCloset×ABLE」
「airCloset」ではオンラインのサービスとは別に、実店舗のレンタルショップ「airCloset×ABLE(エアークローゼットエイブル)」の運営も行っています。「airCloset×ABLE」の店長を務めるスタイリストの熊谷麻衣子さんにお話をうかがいました。
実店舗ならではのメリット
実店舗のメリットを熊谷さんは次のように語ります。
「『airCloset×ABLE』には2~3名のスタイリストが常駐しています。オンラインとの一番の違いは、直接お客様とコミュニケーションしてその方の雰囲気や感性をすぐにキャッチできること。
店内にあるアイテムを一緒に見ながら意見を聞くことで好みも具体的に把握できますし、1回の利用でもかなり満足度の高いご提案ができると思います」
自分の好みや希望するファッションコーディネートを的確に言葉で説明できる人は少ないでしょう。オンラインの場合はスタイリストと対面はせずに文字でコミュニケーションを取るので気軽にやり取りができる反面、思いを具体的に表現するのが難しい場合もあります。
その点、直接パーソナルスタイリストと話すことができる実店舗では、表現しにくい自分の思いを引き出してもらえます。これがリアルショップの大きなメリットといえます。
実店舗とオンライン、それぞれ使い分けても
一方でオンラインにもオンラインならではのメリットがあると熊谷さんはおっしゃいます。
「オンラインでは、ご感想やご要望などお客様のフィードバックが利用するたびにデータとして残ります。好みや傾向の分析がしやすく、繰り返し利用することでどんどん自分にフィットするコーディネートを楽しんでいただけるようになります。
さらにオンラインのメリットは、いつでもどこでもスタイリストに相談できること。そして、利用するたびに自分に本当に似合うファッションを楽しめるようになることですね」
また、オンラインサービスでは250名以上もの所属スタイリストがいるのも大きな魅力です。お気に入りのスタイリストを指名したり、フェミニン系やクール系などジャンルで指定したり、よりファッションを楽しむこともできます。
その日の気分やシーンに合わせて、実店舗とオンラインを使い分けてもよさそうですね。