映画『To Leslie トゥ・レスリー』が、6月23日(金) に日本公開されることが決定した。
昨年10月にアメリカで公開された本作は、単館公開で興行成績も2万7000ドル(約350万円)と規模が小さく、大規模なPRキャンペーンを行う予算もなかったため、賞レースの前哨戦や下馬評ではあまり注目されていなかった。しかし作品に感銘を受けたハリウッド俳優たちが上映会の開催やSNSでの投稿など、主演のアンドレア・ライズボローの真に迫る演技を次々と絶賛。旋風が巻き起こったことで、ついにはアカデミー賞主演女優賞へのノミネートを果たした。
ノミネートまでのシンデレラストーリーとは裏腹に、アンドレア・ライズボローが演じるのは、宝くじに高額当選(190,000ドル・日本円で約2,500万円)したものの酒に溺れ、行き場を失い放浪するシングルマザー。痛々しいほどリアリティのある演技に誰もが惹き込まれ、ラストには涙なしでは見られないような心温まる瞬間が待ち受けている。
監督は『ベター・コール・ソール』『13の理由』『ハウス オブ カード 野望の階段』などのドラマを手がけてきたマイケル・モリスで、本作が長編映画デビューとなる。また2017年『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でゴールデングローブ賞 助演女優賞、アカデミー助演女優賞を受賞したアリソン・ジャネイをはじめ、『GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』出演のマーク・マロン、『フロッグ』『猿の惑星』最新作に出演が決まっているオーウェン・ティーグら個性的な実力派俳優が脇を固める。
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