「実況を務めた文化放送の斉藤一美アナウンサーが“大暴走”したからです。元来、斉藤アナは『日本一やんちゃなスポーツ実況アナ』を自負しており、古舘伊知郎ばりに言葉を巧みに操りながら実況するスタイル。時には選手に皮肉を言うこともいとわないです。そのためネット上で度々炎上しており、文化放送でも一時期あまりに西武寄りの実況だったため、北海道や福岡など他局へのネットする中継は外されたことがあるほどの問題児。今回はよりダイレクトに反応があるネット生配信でもお構いなしに実況したため、相当数の苦情が公式ツイッターや運営サイドにも届き、ブランドイメージ低下を避けるため担当責任者が現地に急行。一歩間違えればWBC期間中に実況アナクビ危機に瀕していたのです」

 11日のチェコ戦の生配信あたりからは、言葉数こそ多いがテンション低めの実況スタイルにシフトチェンジ。「ようやく受け入れられるようになった」という。

「あのまま突っ走れば斉藤アナもプライム・ビデオもイメージが下がったまま終焉を迎えたことでしょう。初めての挑戦とはいえ、即軌道修正できなかった制作、演出サイドの責任は大きい」(前出のスタッフ)

 それもこれも侍ジャパンが3大会ぶりに世界一になれば帳消しとなりそうだが果たして……。