ジョー・エキゾチック Photo: Netflix/Kobal/Shutterstock
ジョー・エキゾチックが、2024年のアメリカ大統領選挙への立候補を正式に表明した。
ジョー・エキゾチックは、ネットフリックスの人気ドキュメンタリー番組「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」に出演する猛獣専門動物園のオーナーとして知られている。
彼は現在、21年の実刑判決を受け、連邦刑務所に服役している。このたび自身のSNSを更新したエキゾチックは、大統領選出馬のニュース記事をシェアしたうえで、「公式発表!オレはいま、2024年アメリカ大統領選の候補者なんだ」とつづった。
さらに、選挙キャンペーンのウェブサイト「JoeExotic2024.com」を紹介し、このニュースがジョークではないことを強調したエキゾチックは、「そう、オレはいま連邦刑務所にいる。それはわかってる。冗談だと思うかもしれないが、そうではないんだ。この場所からでも立候補することは、憲法上の権利なんだ」と呼びかけた。
エキゾチックは2019年、長年確執のあった野生動物活動家キャロル・バスキンを、ヒットマンに依頼して殺害しようとしたとして2つの罪に問われたうえ、野生動物の記録を偽造し野生動物保護法に違反した8つの罪、さらに5頭のトラの殺害、州境を超えたトラの販売など9つの罪で有罪が確定している。
その後の裁判で一度は懲役22年を言い渡されたが、2022年の再審裁判で懲役21年に減刑された。
そんなエキゾチックは自身の罪について、司法省を「偽証罪」で非難し、「私がしたことは、5頭の高齢で不自由なトラを最も人道的な方法で眠らせただけだ。農務省の検査官にも承認されている。もう忘れ去られるべきだ」と訴えている。
エキゾチックは2016年にも、無所属で大統領選に出馬しており、今回が2度目の立候補となる。