・昨年、MONSTA X(モンスタエックス)は、末っ子のI.M(アイエム)を除くメンバー全員が事務所と再契約を結んだ。
・事務所が変わったI.Mだが、現在もグループの一員として活躍中。しかもまだ宿舎に住んでいるとの情報も。
・MONSTA Xの今の活躍は、“模範例”として、多くのK-POPファンの注目を集めている。


え!? 所属事務所が変わったのに、まだ宿舎にいるの?

韓国のオンラインコミュニティー(theqoo)に、MONSTA X(モンスタエックス)の近況が投稿され、K-POPファンの間で話題となっている。

彼らのようなグループが増えれば「事務所が違うから、活動が少ないのは仕方ない」という諦めは、今後解消できるかもしれない。

所属事務所と再契約を行わなかった、MONSTA XのI.M

MONSTA Xは昨年(2022年)8月、所属事務所STARSHIP(スターシップ)エンターテインメント(以下、STARSHIP)との再契約を終えた。

ところが、事務所に残ったのはメンバー6人中5人。末っ子のI.M(アイエム)だけが、事務所を離れることに‥。

しかし、グループ活動はこれまでと変わらず6人で継続することが伝えられ、ファンは安堵。同年11月、I.Mはソニー・ミュージックコリアと専属契約を締結した。

MONSTA Xの近況が話題になっている理由は、事務所が変わったI.Mが、グループの一員として変わらず活動を行えているから。

そこで、オンラインコミュニティーに投稿された内容をもとに、彼らのグループ活動に注目してみよう。

まずは、音楽活動について。2023年1月9日、MONSTA Xは12枚目となるミニアルバム『REASON』を発売し、約9カ月ぶりにカムバック。

2021年7月に最年長メンバーのショヌが入隊したため、実質5人での活動になっているが、事務所が異なるI.Mはもちろん一緒に活動中。

公式のファンカフェももちろん継続利用中。公式ファンクラブや、公式YouTubeチャンネルの自主コンテンツ、ビハインド映像にも登場している。

ファンカフェ:年会費などが不要な公式ファンコミュニティーサイト

そして何よりも驚くのは、宿舎もいまだ継続利用中だということ。ファンの情報によると、事務所を離れても、もともと住んでいた宿舎に住んでいるのだという。

SNSに投稿された映像では、メンバーのキヒョンが「宿舎で録音したかったのに、ゲームに夢中のミニョクとI.Mが叩くキーボードの音などがうるさくて駐車場まで行った」というエピソードを明かしている。

他にも、メンバーたちが個人スケジュールで出かける時は、彼がいつも「行ってらっしゃ~い」「お疲れさま~」と声を掛けてくれるのだとか。

以前と変わらぬ関係が続いているのは、ファンにとっても嬉しい光景だろう。

ただし、どうしても一緒にできないこともあるようだ。それは、“STARSHIP”という事務所名が前面に出てくるコンテンツの時。

例えば、2022年11月にYouTubeチャンネル『チャンネル十五夜』で公開された『STARSHIP 秋の親睦会』では、所属歌手や俳優などスターが集結したものの、I.Mは不参加。

しかし、彼と入隊中のショヌが参加できない代わりに、メンバーが、2人の姿がプリントされたクッションと共に出演するというほほえましいシーンを披露している。

また、アイドルファンダムの有料チャットサービスである『DearU bubble(ディアユー バブル)』も、STARSHIPのものには入っていない。

けれども、I.Mができないことは、思ったよりも少なそうだ。ファンも「“STARSHIP”という名があるものを除き、残りは全部やる」と理解しているよう。

このようなMONSTA Xの活動状況を知ったネットユーザーは、

「わぁ、ファンのみんな本当にいいな。羨ましい」

「他の所属事務所とは知らなかった。本当に理想的な環境だね」

「不思議、これができるんだ。事務所同士で合意できたのかな」

「いい前例として残って、こういうグループが増えてほしい」

「MONBEBE(モンベベ:MONSTA Xのファン)だから幸せ。グループ活動してくれてありがとう」

などの反応が上がっている。

MONSTA Xは、メンバーの事務所が違くてもグループ活動を上手く続けている珍しいケース。

「MONSTA Xを“模範”に!」これは、多くのK-POPファンが願っていることでもあるようだ。