ゼンデイヤと、ロー・ローチ Photo: Zabulon Laurent/ABACA/Shutterstock
ゼンデイヤら名だたるセレブのスタイリストをつとめるロー・ローチが、引退することがわかった。
3月14日(火)、自身のインスタグラムを更新したロー・ローチは、「RETIRED(引退)」と記された画像とともに、業界を離れることを発表した。
投稿の中で、「私のコップはもう空っぽなんだ。これまで何年にもわたって、私の仕事、そして私自身を支えてくれたみなさんに感謝したい」と切り出したローチは、「私の仕事を信頼してくれた皆さんに、本当にお礼を言いたい。もしこの仕事が、ただ単純に服に関わるだけであれば、私は生涯をかけてこの身を捧げていただろう。だけど残念なことに、そうではなかった。政治、ウソ、だまし合い、そんなものについに私も巻き込まれてしまった。負けたよ…私は抜ける」と意味深な言葉を残した。
ローチはこれまで、ゼンデイヤをはじめアリアナ・グランデやベラ・ハディッド、アニャ・テイラー=ジョイ、ミーガン・ジー・スタリオン、キキ・パーマーといったセレブのスタイリングを手がけており、人気コンテスト番組「Legendary」では審査員もつとめていた。
ローチのインスタグラムでの発言が何を意味しているのかはまだ明らかになっていないが、彼については先日、「ルイ・ヴィトン」のファッションショーにて、最前列に座るゼンデイヤの隣に席が用意されていなかったことでトラブルが起こっていたと報じられている。
人気スタイリストの突然の発表に、業界もとまどいをかくしきれなかったようだ。
投稿には16000件を超えるコメントが寄せられており、多くのセレブから「今日はエイプリルフールなの!?」と発表そのものを疑う声や、「やめないで」「また一緒に仕事がしたい」とローチの才能を惜しむ声があがっている。
そんなローチだが、長年タッグを組んできているゼンデイヤのスタイリストはやめないつもりのようだ。
日本時間3月16日、ローチはツイッターで「みんな私が本当にZ(ゼンデイヤ)とお別れすると思っているけど…私たちは永遠なんだ!」と、ツイート。さらに「彼女は僕の妹だ。偽りの業界愛ではなく、本物の愛なんだ」と、ゼンデイヤへの深い愛をつづり、今後もゼンデイヤとは仕事におけるパートナーシップを続けることを明らかにした。