ワイキキの中心地にある大型ショッピングモール「TギャラリアBy DFS」。新形コロナ禍となり長い間休業していたこの商業施設に「完全復活?」と思わせるような動きがあったという話題をお届けします。
大型ショッピングモールTギャラリアBy DFS
「TギャラリアBy DFS」はワイキキのロイヤルハワイアンアベニューとカラカウアアベニューの角にある、大型ショッピングセンターです。
ショッピングセンターといっても同じワイキキにあるロイヤルハワイアンセンターやアラモアナセンターとは異なり、こちらは1960年に香港で創業したDFSグループが運営する、路面店型のDFS。
DFSとは「Duty Free Shoppers」の略で、ハワイ州の州税やアメリカの関税などを支払うことなく買い物が出来る免税店のこと。
ここでは、1階と2階にあるショップは非免税フロアとなっており、購入した商品はそのまま持ち帰ることが出来ました。
一方、3階は免税フロアとなっていて、こちらにあるショップで購入した商品は、税金が掛からない代わりに空港の搭乗ゲートでの受け渡しとなっていました。
これまで幾度となく閉店の噂があったDFS
ハワイでの新型コロナのパンデミックにより2020年3月から今も休業状態となっているTギャラリアBy DFS。
入口は板で厳重にバリケードが施され、2020年には一部の社員を除く総勢400人もの人が解雇されたことから、その営業再開も危ぶまれていました。
さらに2021年には、Tギャラリアby DFSが入っている建物「ギャラリアタワー」を、地元ハワイの投資開発会社ブラックサンドキャピタルが2700億ドルで取得。
このニュースによりTギャラリアBy DFSは閉店になるという憶測もSNSを賑わせました。
一方、DFSがギャラリアタワーを取得したブラックサンドキャピタルと18年間のリース契約を結んだというニュースも。
さらにDFSの親会社であるLVMHは、本社を置く香港で地元メディアの取材に対して、ハワイからの撤退はしないとDFS存続の意思を示していました。